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200字しばり

ひつじと雨女

作者: 胡麻

蒸したどくだみのような悪臭漂う季節、不眠症になった。


私は梅雨が嫌いだ。

空気がジメジメして、体感気温がわからないのが不快。だから休日は家に籠っていた。


古畳に敷かれた、ひつじの匂いがする布団。

この匂いを嗅ぐと、気持ちが落ち着いてよく眠れていたのに。




あの金曜から、赤い傘を見る度に理性が壊れそう。




睡眠以外の喜びを知ってしまって、寝るのが怖い。



あの笑顔が再び夢に出たら、脳はチーズのように溶けてしまうだろう。

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