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第九話 vs西国 前編

残り1時間30分

準備も着々と進んでいる。


「あ、それはもう少し奥に。」


誰も失わない、みんなの気持ちを裏切らない、絶対に傷つかない、傷つかせない。

そして、決戦の時間に。


「国王、西国兵の姿が見えました。だいたい400m先かと。」

「ん、それじゃあ第1部隊と第2部隊は配置について。第3,4部隊は援護に回って。第5,6部隊は俺についてきて。」


相手の情報が全くない。

だから、相手がどんな行動をするか、それは本番で対処するしかないんだ。


「衝突まで、あと100m。」

「第1,2部隊、砲撃用意。」


俺の合図で第1,2部隊のみんなが構える。


「3、2、1、構え、撃て。」


放った大砲の球が敵兵めがけて一直線に飛んでいく。

俺たちの城の壁をすり抜けて。

響き渡る爆音。

微かながら悲鳴も聞こえる。

どうやら命中のようだ。

ここからは一切気を抜けない。

全員が肉弾戦を持ち込むことになるからだ。

リット君の作戦、それは「全員平等に傷つく作戦」だったのだ。

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