第8話 それで?結局何しに来たわけ?
どうも、魔理沙だぜ。
またサブタイトルがふざけてるな。
後でぶっ飛ばしておくから安心してくれだぜ。
さぁ、優都くんとレミリアの戦いが決着したぜ!
スペカの効果や設定が原作と違ったりしても、
勘弁してやってくれだぜ。
あと、技もメチャクチャな感じのばかりだが、
それは作者がポンコツ過ぎるせいだから、
直らないんだぜ。
ご了承くださいだぜ!
あはは、してやったり。
「じゃ、僕も。『雷斬』」
『雷斬』は相手の呼吸、鼓動、その隙を見抜き、肉薄して斬りつける技。
レミリアは直前の事態でまだ驚きから抜け出せていない。
僕はレミリアに肉薄し、逆袈裟斬りを放つ。
「……………ッ!」
斬りつけられたレミリアは、
咄嗟の判断で後ろに退く。
「甘いッッ!」
後ろに退がっては刺突を受けるだけだ!
僕は即座に刺突の構えをとり、駆ける。
「うっ……スペルカード発動!神槍『スピア・ザ・グングニル』」
レミリアが紅い光の槍で刺突を受け止める。
なんだ、スペルカードってこんなことも出来るのか、便利なんだなぁ。
「貴方、本当に人間なの?吸血鬼の私と戦って未だに無傷なんて。」
「そのはずだけどな。まぁ、僕は剣の腕には多少自信があるんだよ。」
『多少なんてレベルじゃないわよ!これじゃ化物じゃないの!』
むっ、失礼な。確かに剣の扱いなら誰にも負けたことないけど。
「くぅ、夜符『デーモンキングクレイドル』」
突如、目の前にいたレミリアが紅い光を纏って宙を駆ける。数瞬の間に僕の背中を槍で貫こうとする。
「………甘いって、言ったよ?」
既にその攻撃は予測している。難なく避ける。
レミリアの攻撃は威力が高い分、隙が大きい。
だから、避けられては───
「終わりだ、『雷斬』」
もう一度逆袈裟斬りを放つ───
「………これは、どういうこと?」
僕が持つ霊刀は、レミリアの首を跳ねる寸前で止まっていた。
あと一瞬でも止めるのが遅れていたら簡単に殺すことが出来ただろう。
「……僕は『生きて帰れたら』と言われた。『勝て』とも『殺せ』とも言われてないよ。」
「……私が『殺されるまで認めない』と言ったら?」
あくまで興味本位、といった感じで聞いてくる。
なかなか危ない発言だな。
「それは無いな。いくらプライドを持っていても、この館の主が住人を無視してそんなことを言うはずがない。」
主が館の住人を放ってそんな発言をしたら、それこそカリスマ性なんて皆無だろう。
レミリアは咲夜から慕われている。少なくとも、彼女から慕われているなら、そんな不用意な発言をするとは思えない。
「ふふっ、そう。参ったわね、私の完敗だわ。」
「お、お嬢様!?」
「れ、レミリアが負けたのか!?」
咲夜と魔理沙が驚きの声を上げる。少し失礼じゃないか?
まぁ、人間が吸血鬼に『完敗』とまで言わせたのだから当然と言えば当然か。
「………参考までに教えてくれるかしら。私の敗因は何?」
「そうだなぁ……、まずひとつは、僕を『幻想郷に来たばかりで何も知らない人間』だと思い、油断していたこと。もうひとつは、僕の能力を知らなかったことかな。」
どうも、霊夢よ。
前回から一日で投稿するって、馬鹿なの?
作者は後でぶっ飛ばしておくから安心してね。
もう分かってると思うけど、
この作者は投稿ペースが無茶苦茶だから、
投稿予定日はもう言わないわ。
次回も楽しみに待っていなさいよね!