第5話 ⑨と紅魔館と門番?
どうも、魔理沙だぜ。
作者のヤツが最近Twitter始めてフォロワー増やしてるらしいぜ。
それはともかく。
ついに紅魔館までやって来た私達!
珍しく起きてた美鈴に捕まった!
さて、無事に通してくれるのか?
次を期待しててくれだぜ!
──────────
『おいおい、魔理沙?あまり読者様を期待させないでくれよ。まだ下手な物語しか書けないんだから。』
『ふふっ。お前はもう少し頑張れよ、下手くそ小説家さん?』
『う………。精進するよ。』
何なんだよこの子!何かいきなり出てきたから何かと思ったら、『そーなのかー。』しか言わないじゃん!僕も言えば良いの!?
「落ち着きなさい。今のままじゃ、あんたがツッコミ体質だってことしか分からないわよ?」
それはボケ!?ボケてるのか霊夢!?お前にもツッコミをいれたらいいのか!?
「おーい、ルーミア!勝手に行くなよー!」
「あはは、見つかったのだー。」
お、やっと喋った。全く、本気で『そーなのかー。』しか喋らないのかと思ったぞ。
で、なんかもう一人青髪の子が来たんだけど。
「あら、⑨も来たのね。」
「まるきゅう?何だそれ、絶対名前じゃないよな。」
⑨なんて名前、親からつけられたらグレそうだ。
「あぁ、幻想郷では⑨=チルノ=バカなんだよ。」
「ほぅ、本当の名前はチルノっていうのか。………んん?この子、バカなのか?」
失礼だが、『そーなのかー。』って連呼してた方がすごくバカだと思うんだが。
「あ、霊夢!霊夢じゃないか!あたいと勝負だ!」
「はぁ…………。あんた、またやるの?⑨なのに?」
何だろう。チルノってのが本当の名前のはずなのに、⑨が本当の名前だと思えてくる。
「あたいは最強だからな!」
うん、おバカだ。自分で最強を名乗るのって、基本的に負けフラグなんだよな。
あの子は⑨で確定だな。
「あ!あんなところに大妖精がー。」
「え!?だ、大ちゃん!?あ、あたい何も悪いことしてないぞ!霊夢に勝負を挑んだだけだぞ!」
「さぁ、行こうぜ。」
え、あれ。何この『こいつらと話してると時間の無駄だからさっさと行こうぜ』みたいな雰囲気。
「大妖精は来てないのだー。」
「えぇ!?霊夢の嘘だったのかー!」
うん、あの子は正真正銘の⑨だね。
──────────
「何なんだこれは。」
何でこんなとこに西洋の屋敷が建ってるんだ?
神社があるんだから日本じゃなかったのか?
あ、西洋風の屋敷、か。日本人にもこういうの好きな人いるもんな。
「着いたわよー。」
「着いた………?っことはここが紅魔館か?」
何だこの吸血鬼でも住んでいそうな屋敷は。
「あら?霊夢さんに魔理沙さん?それに、そちらは………?」
何か門の前に赤髪の女の人が立っていた。門番?門番なのか?西洋風の屋敷に中国人っぽい女性が立ってる。
………妙な絵面だなぁ。
「あぁ、こいつは新しく幻想入りした神無月優都だ。」
「そうですか、貴方が。私は紅美鈴、紅魔館の門番をしております。」
ホントに門番だったーー!!
門番なんて人、本当にいるんだなぁ。そりゃ、それくらい居てもおかしく無いような場所だけどさ。
「神無月優都だ。よろしくな、えと、美鈴。」
「はい、よろしくお願いします。………それで、お三方。本日は紅魔館に何の用です?」
さぁ、どうも。霊夢よ。
魔理沙が全部言っちゃうから言うことないのよねー。
次の投稿はおそらく一週間以内になるわね。
そこから先は作者の夏休みが終わるから、
投稿ペースが一気に落ちるわ。
ご了承くださいね。