第4話 能力とスペルカードとそーなのかー
どうも、魔理沙だぜ。
ようやく作者が少しの話のストックを完成させたから続きを載せていくぜ。
今回は能力とスペルカードの話がメインになってるぜ。
サブタイトルの最後の一つは気にしないでくれだぜ。
「お、おう。よろしくな。」
「あんた、その様子じゃ恋人とかいなかったでしょ?」
ば、バカな!?どうしてバレたんだ!
まぁ、僕に恋人が出来ないのは当たり前のことだから良いんだけど、いい加減このコミュ障なんとかしないとなぁ。
「それで、お前の能力は何なんだぜ?」
「ん?僕の能力?あぁ、心を読める力のこと?」
へぇ、ここでは能力って言うのか。
「………なぁ、霊夢。同じ能力を持つ人間が現れることってあり得るのか?」
「ふぅん。有るんじゃない?確かに今までそんな例は見てないけど。」
な、何だ?やっぱりまずかったのか?これは早計だったかな。
「それにしても、人の心を読める、ねぇ。」
霊夢が何やら思案顔になる。
な、なんだなんだ?僕はこれから解剖か?
「………本当に人の心が読めるのか?」
『流石にただの人間にそんな能力はないだろ。』
「ただの人間にも人の心は読めるぞ。」
まぁ、疑われるのはしょうがないが。
まぁ、そうやって疑われて、気味が悪いとか言われて一人になってんだよな。
「お前、私の心を読んだのか?」
魔理沙が驚きの表情で僕の顔を見る。
なんだ、僕の顔には何もついてないはずだぞ?
「僕の出来の悪い顔を見て何か楽しいか?」
不細工な顔を見て笑い転げる下世話な趣味でもあるんだろうか。
「………。あんたの性格、その一言で全部分かるわ。」
な、何故だ!?霊夢まさか、
僕と同じ力でも持ってるのか?
「まぁ、能力があるなら良いんだぜ。スペルカードは流石に持ってないよな?」
スペル、カード?なんだそれ?呪文を詠唱するときに使うカード、とかそういう?
「それは知らないみたいね。じゃ、明日は紅魔館に行きましょうか。」
ふむ?まぁ、分からないことは後でまとめて聞くか。
「じゃあ、私はそろそろ帰るぜ。霊夢、優都、また明日な。」
「あぁ、また明日。」
──────────
さて、初めて女の子と二人きりで一夜を過ごした感想を言おう。
き、緊張した!!!
めっちゃ緊張したよ!『霊夢だから大丈夫か』とか思ってたけど無理だったよ!
だってあいつ何だかんだで可愛いもん!恋愛経験ゼロの僕には無理だよ!悪かったな童〇で!
え?童〇って何かって?オトーサントオカーサンニキイテキテネー。
ごめんなさい聞かないでください家族会議が始まっちゃいます。
「あら、起きた?」
おお、意外だ。霊夢のやつ、朝はちゃんと起きれるのか。
「さぁ、魔理沙が来たら紅魔館に行くわよ。」
─────────
「そーなのかー。」
………………。
「そーなのかー。」
………………………………えっと。
「そーなのかー。」
「何なのこの子!?そーなのかー。しか言わないじゃん!?ツッコミ待ち!?ツッコミ待ちなの!?何なの!?他の言葉を待ってた僕は何なの!?」
どうも、霊夢よ。
ふふふっ、本編では優都のヤツ、私にすごくドキドキしてたみたいね。
最近は『ヒロインとして見れない』みたいな感じになってたけど、私はちゃんとヒロインだからね?
次の投稿は来週以降になるかしら。
早くしてほしいならお賽銭入れに来なさいね?