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東方 永恋郷『Absolute Sense』  作者: 如月 椿
第1章 境界異変
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第37話 異変は真実へ

どうも、魔理沙だぜ。


そろそろこの異変が解決に向かうんだぜ。


異変の原因はすごく意外な場所。


しかも、それがここからの展開に大きく関係してくるんだぜ!


ますます気になってくるんだぜ!



──────────


「結局、あいつを倒す術は優都しか持ってないのよね。」


「そう、みたいだね。それも、並の攻撃じゃあ防がれて終わりだったからね。」


『影』は、一体一体が恐ろしく強い。

攻撃が通じるとしても、ダメージが無いのなら意味がない。


「……手詰まりかしら。あれが何体居るのかも分からないものね。」


「……いや。手なら一つあるよ。出来るかは分からないけど。」


あれが異変の影響なら、倒さずに解決する方法が一つだけある。


「異変の方を先に解決する、ね?」


「そう。ただし、これで解決するかは分からない。」


「………それはどうして?」


珍しくレミリアが理解できていないのか、首を傾げている。


「異変の解決法が『影』を全滅させること、だったりしたら?」


「……なるほど。もしそうなら、また振り出しに戻されるわね。」


そう。異変の解決法がもしそうなのだとしたら、『影』と対峙する以外に道は無い。

出来ればこの心配が、杞憂に終わると良いのだが……。


「……そうなる可能性も踏まえて、結局はあれを倒す方法を考えなきゃいけないわね。」


「ふぅ。今回の異変は、本当に厄介なもののようね。」


「え?今回の厄介さはレアケースなのか?」


妖怪やら何やらで溢れてるんだから、もっと厄介な異変があるんじゃないか、とも思ったんだが。


「こんなに面倒なのは珍しいわね。少なくとも、スペルカードが効かないのは初めてのケースだわ。」


「そうね。霊夢と魔理沙で解決できるレベルだったものね。」


……ふむ。他の人間から手を借りるのは初めてなのか。


「そういえば、幻想郷に人間ってどれくらい居るんだ?」


特異な能力で溢れ、妖怪が数多く存在するこの世界だ、人間は人間の里以外には居ないのか?


「人間の里の外なら、霊夢と魔理沙だけよ。」


………え?


「あれ、姉さんがカウントされてなくない?」


「あぁ、早苗は────」


「霊夢さぁぁぁぁん!!」


大声と共に部屋へ飛び込んできたのは緑色の巫女服。

なんというタイミングか。

ちょうど話題に挙がった瞬間にご登場の姉さん。


なんでも良いけど、あの人も元気だなぁ。  

霊夢と似てるな。


「何よ。今は異変の話をしてるの。余計な話だったら放り出すわよ。」


「そう、それです!異変の話なんです!」


「……何か対処法が見つかったの?」


だとすれば本当に良いタイミングだ。

このままでは本当に手詰まりになるところだった。


「どうやら、私の攻撃はあの『影』に通用するみたいなんです!」


「……これは、どういうこと?」


霊夢が首を傾げる。レミリアも理解できずに「うぅぅ」と唸っている。

霊夢はともかく、レミリアはさっきまでのカリスマ性が吹き飛んだな。

どうも、霊夢よ。


早苗が持ってきた情報によって、


ようやく『影』の対処法が判明。


ここから異変解決へ一直線よ!


次回までゆっくり待っていなさいよね!

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