第25話 百合っ子魔法使い魔理沙ちゃん
うん、とりあえず本編とサブタイトルの件で作者のヤツをぶっ飛ばしてくる。
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『え、ちょっと待とうよ魔理沙。あれは、これからの設定の為と、この次に書いていく予定の作品の為の話だよ。』
『そんなことは関係ないぜ。』
『え、ちょっとま────』
※原作には含まれない設定等、様々な設定が含まれております。
不快に思う方は、今すぐ読むのをやめることをおすすめします。
なお、キャラクターが好きであるが故の設定の改変です。
作者は原作の設定を否定する為に異なる設定を使用しているわけではありません。
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「……それで、事情は分かったけど、私を連れていく理由は何なんだぜ?」
あの後、守矢神社を出発した僕達は、一度博麗神社に戻り、魔理沙が来るのを待っていた。
霊夢いわく、
『魔理沙は来るわよ。来ない日なんてなかったから。』
だそうだ。
魔理沙を信頼しているのか?
単に魔理沙がとてつもなく暇なのを知っているだけか。
「馬鹿ね。そんなの──」
「ん?なんだ、もしかして私を信頼しているから一緒に異変解決を」
「あんたが居たらアリスを呼び出すのが楽だからに決まってるじゃない。」
「そうだよな知ってたぜ。」
そんなこと言ってる場合か。
「……僕達、何をしに来たんだよ。」
「何をしに来たって、魔理沙とアリスをくっつけに来たんでしょ?」
「おいこらちょっと待て、貧乏巫女。」
「何よ、百合っ子魔法使い」
何を言い争ってるんだお前たちは。
「ていうか魔理沙。お前百合っ子なのか?」
「……優都。お前幻想郷中に『神無月優都はホモ』って噂を流されたいか?」
「ボクハナニモキイテマセン。ホントウデス。」
そんなことされたら僕の一生は木っ端微塵に砕け散ってしまうぞ。
「でも、アリスが好きなのは本当でしょ?」
「……実はな、優都。霊夢のやつ、お前のことが──」
「ごめんなさい調子に乗りました。もう言わないのでそれだけは勘弁してください。」
こうして、たった数分の会話で、二人が土下座するという何ともシュールな光景が出来上がっていた。
「ていうか、どうしてあんたがそのこと知ってるのよ。」
「少し前にもここに来たけど、誰も居なかったから探し回ってたんだぜ。
その途中で早苗のところに行ったら、霊夢の秘密を話してくれるって言うから、聞いてきたんだぜ。」
霊夢の秘密……?
何だそれは。すごく気になるぞ。
「なぁ、魔理沙。僕にも霊夢の秘密教えてくれない?」
「お、いいぜ。霊夢の秘密はな───」
「あんたたち、ここで死にたいの?」
「あ、はい。すいません。」
またしても、シュールな光景が出来上がったのだった。
閑話休題。
「で?アリスを呼べば良いんだよな?」
「ええ。魔理沙が呼んでるならどんな用があっても出てくるからね。」
うん、なんかアリスって人が百合なのは分かったよ。
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で。問題のアリスさんの家に到着。
ここまで普通に歩いてきたんだけど、
どうしてか霊夢と魔理沙にすごく驚かれたんだよね。
「魔理沙、襲われないように気を付けなさいよ?」
「あ、ああ。分かってるんだぜ。」
アリスさんはモンスターか何かなのだろうか。
「い、逝ってくるんだぜ。」
なんだろう。魔理沙が死を覚悟したような表情をしてるんだけど。
か、勘違いだよね。
どうも、霊夢よ。
とうとう魔理沙にもバレたじゃない。
むむむ……魔理沙に弱みを握られたのは辛いわね。
まぁ、こっちもアリスに全部暴露することは出来るんだけどね。
次回はアリスの登場よ。
次回までゆっくり待っていなさいよね!