第2話 出会い
どうも、魔理沙だぜ。
すごく遅くなって申し訳ないぜ。
さぁ、今回は優都くんと霊夢の出会いだったな。
霊夢の奴は相変わらずだぜ。
簡単に説明しておくが、この世界で得られる
『程度の能力』は一人一つ。
だが、『程度の能力』では無いもの、
先天的な超能力なんかはここに含まれないんだぜ。
これがこの物語の重要なところだな。
次の投稿はまた来月になる予定だぜ。
近いうちに私も登場するから楽しみにしててくれだぜ!
「…………寝てるの?こいつ」
起きたら外に変な奴が倒れていた。
見た感じでは人間のようだが、どうやって幻想郷に?
とりあえず、部屋の中に
入れる。
「………妖怪ではないみたいね。でも、どうやって人間が………………?」
過去に能力を持たない人間が
幻想郷に来た例はない。
ということは、この人間も
何かしら能力を持っているのだ。
「能力持ちの人間。どんな能力を持っているか分からないだけで危険度は未知数ね。」
もし、『対象を破壊する』のような能力であれば、暴走すれば間違いなく驚異になる。
「厄介なことになる前に、
早く倒すべきなのかしら。」
……………いえ、やめましょう。
どんな能力があるのかわからないし。余計なトリガーを
引いてしまうかもしれない。
───────
「ねぇ、早く起きなさい。」
「…………………ん、ん?」
誰かに起こされた。何だ?
確か、神社を見つけて………。
それから、どうしたっけ。
…………思い出せないな。
「………あんた、大丈夫?」
「………………巫女?」
目の前に巫女服の少女がいた。
…………この神社、人いたのか。
「質問に答えなさいよ。あんた、大丈夫?」
「あぁ、大丈夫だよ。」
…………大丈夫、だよな?
知らない間に人体解剖とかされてないよな?
「それで、君は?」
「人に名前を聞くなら、あんたから名乗りなさい。」
「あぁ、ごめん。僕は
神無月優都。ただの高校生、だった。」
今はもう、この力のせいでやめてしまった。
「……そう。私は博麗霊夢。この博麗神社の巫女よ。」
巫女、か。それにしては口調が、なぁ。
「あんた、なんか失礼なこと考えてるでしょ?」
「いやいや、そんなことは………………ないよ?」
なんて鋭いんだ。
「今の間は?それになんで疑問形?」
「いや、深い意味はない………………よ?」
うん、やっぱりこの子巫女って感じじゃないなぁ。
「…………………それで?」
「えと、何が?」
何だこの子突然。仕方ない。
心を読むか。
『なんか怪しいわねぇ。どこから来たのよ、こいつ。』
「……………え?日本だけど。」
……………あ。しまった!この言い方だと心を読んだのばれるじゃないか!
「…………あんたもしかして。」
あぁ、絶対にばれたよ。
「参拝に来たのね?そうよね?うちに参拝に来たのよね?」
「………………………は?」
さ、参拝?え、バレたんじゃないの?
あれ、ここはバレる展開じゃないの?台本あってるの?
「あんた、多分帰る場所とか無いでしょ。高校なんてこの幻想郷には無いし、そもそも日本から来たのだものね。」
……………へ?
なに?僕ってもしかして、異世界に飛ばされた感じ?
あれ、これってヤバくない?
「ええっと、全くもってその通りみたいだけど。」
「ならお賽銭寄越しなさい。」
脈絡無さすぎ!?
ど、どうしてそうなる!?
帰る場所も無いのに金だけ入れていけとか鬼か!
「どういう理由でそうなったんだ………………。」
はい、なんかもう僕が後書き担当みたいになってますね。
どうも、霊夢がまた寝ているので後書きに来ました作者の如月です。
これから登場するであろう東方のキャラを発表します。
博麗 霊夢
霧雨 魔理沙
八雲 紫
レミリア・スカーレット
フランドール・スカーレット
十六夜 咲夜
パチュリー・ノーレッジ
紅 美鈴
チルノ
ルーミア
アリス・マーガトロイド
西行寺 幽々子
魂魄 妖夢
東風谷 早苗
古明地 さとり
古明地 こいし
射命丸 文
あくまでも登場する予定ですので、全員登場するかは分かりません。