第16話 幻創『イマジネート・クリエイション』
どうも、魔理沙だぜ。
今回は私達と優都くんの戦闘だぜ。
スペルカードを使うことが多かったな。
原作と違う部分があったりするかもしれないが、
それはこの物語の設定上、必要なものだから、
ご了承くださいだぜ。
「………へぇ、良いのか?」
「私は手を抜いたり出来ないわよ?」
「いいさ。二人で来なよ。体力使うから連戦は無理なんだ。」
──────────
霊夢と魔理沙が勝負を仕掛けてきた!
「スペルカード発動!
魔空『アステロイドベルト』」
「スペルカード発動!
霊符『夢想封印 散』」
魔理沙からは、無数の星が。
霊夢からは、無数の光の玉が放たれる。
「……ふぅ。数が多いだけなら、何ともないんだけどね。」
目を閉じ、意識を集中させる。
数は───約500といったところか。
「───『桜吹雪』」
弾幕を斬り飛ばす。
フランのような能力があることを警戒していたが、どうやら杞憂だったようだ。
「───甘いわね。」
「スペルカード発動!
恋符『マスタースパーク』」
今度は太いレーザーみたいなのを撃ってきた。
「くっ!?こんなのまともに受けれるのかよ!」
受けれるわけねぇだろ!
「畳み掛けるわ!スペルカード発動!
霊符『夢想封印 集』」
更に、さっき霊夢が放った無数の光の玉が、僕に向かって飛来する。
「くっ………。仕方ないな。
スペルカード発動!
幻創『イマジネート・クリエイション』」
僕はスペルカードを使い、
剣を創り出して───
「第二刀技『漣』」
巨大な衝撃波で、放たれた弾幕を全て押し潰し、
「第四刀技『刃殺』」
不可視の衝撃波を無数に放つ。
「魔理沙っ、どいてなさい!」
霊夢が魔理沙を突き飛ばし、
手に持っていた札で斬撃を防ぎきる。
あの御札、どうなってんだ?
「悪い、霊夢。……そろそろ決めようぜ!」
「そうね。いくわよ!
スペルカード発動!
神霊『夢想封印』」
「スペルカード発動!
魔砲『ファイナルスパーク』」
さっきとは比べ物にならないほどの圧倒的な力。
これほどの威力をまともに食らえば、ただでは済まないだろう。
「いやぁ、僕のスペルカードは一枚しか無いし、見ていて飽きるかもしれないね。
──スペルカード発動!
幻創『イマジネート・クリエイション』」
僕がスペルカードを発動させた直後、とてつもない轟音と共に『夢想封印』と『ファイナルスパーク』が飛来する。
辺り一帯に煙が満ちる。
煙の中から薄く見えたのは、直径200メートルほどのクレーター。
「お、おい。これって……。」
「え?い、いや。そんなはずは無いわよ。多分……。」
この二人は、このクレーターを自分達の攻撃が形成したものなのだと思っていた。
それほどの威力だと、分かっていたのだ。
だからこそ、次に目に映った光景に絶句した。
「おい、何だよあれ………。」
「あいつ、どうやってあの中で、無傷で居られるのよ……。」
「あぁ、これは危なかったかなぁ。」
優都は、そこに立っていた。
白く輝く光の玉が優都を囲むように宙を舞っていた。
どうも、霊夢よ。
最近は一日ごとに投稿していたのに、
昨日は出来なかったわね。
どうやら、いつの間にか寝てたみたいよ。
作者もだいぶ疲れてるのかしらね。
さぁ、本編は、何だか気になる終わり方をしたわね。
優都を囲むように宙を舞っている白い玉。
この正体は、次で明らかになるわ。
次回までゆっくり待っていなさいよね!