第14話 咲夜さんお怒りです。
サブタイトルは、気にしないでくれだぜ。
今回はキャラ崩壊がひどかったな。
ただ、作者の使うキャラ崩壊は、
キャラを貶しているわけじゃなく、
そのキャラが本当に好きだからやるんだ。
それを分かってくれだぜ。
──────────
敢えてもう一度言おう。
どうしてこうなった。
寝れないとか言いながらきっちり寝てた。
そこまでは良かったんだ。
フランが僕の胸で寝てた。
もう一度言おう。
フランが僕の胸で寝てたッ!
………一旦落ち着こう。
うん、フランの寝顔が可愛すぎる。
……………って、これが落ち着いて居られるかっ!!
レミリアも腕に抱きついてるし!寝顔可愛いし!
「僕はここで死ぬのか………」
僕は『リア充』などというものとは無縁だと思っていたが。
ついに僕も爆発するのか。
「ん、んん…………………?」
お?どうやらフランが起きるようだ。
「起きたか?起きたんならそこから退いてくれ。」
色々ヤバいから。主に理性。
「おはよう、お兄さん~。それと、おやすみ~。」
「おいこら、二度寝するな。せめて僕の胸の上で寝るのはやめてくれ。」
………本当に寝やがった。せめて聞けよ。
また可愛い寝顔してるなぁ。
なんでこの姉妹はこんなに可愛いのだろうか。
「………あら?おはよう、優都。」
「おはよう、レミリア。」
「それと、おやすみ。」
レミリアも寝た。
「お前もかよっ!」
──────────
「優都さん。いえ、優都。貴方、お嬢様と妹様に何をしているんですか?」
メイドさんがやって来た。
なんか呼び捨てにされたんですけど。
いや、呼び捨ては良いんだけど、この状況で呼び捨てにされたら、ねぇ?私怒ってます、って言ってるようなものじゃん。
「返事によっては首の上下で体が二つに分裂します。」
怖っ!明らかに殺す気だよこの人!
本気で怒ってるよ!
「………やめなさい、咲夜。私とフランが彼のベッドに潜り込んだの。彼は悪くないわ。」
「お嬢様が!?な、何故ですっ!?私のところには来てくれたこと無いじゃないですか!いつも待ってるんですよ!?」
あ、この子ダメだ。
「嫌よ。貴女のところに行ったら何をされるか分からないもの。」
咲夜は変態だった。
「何もしませんよ!ちょっと〇〇とか、〇〇〇とかするだけですから!」
おい。放送禁止な用語を並べ立てるな。
「いやぁぁぁ!優都、助けてぇぇぇぇ!」
「……いや、自分ノーマルなんで。」
「そういうことじゃないでしょっ!?た、助けないと呪ってやるからね!?」
物騒だなぁ。吸血鬼に呪い殺されるのは流石に嫌だ。
「まぁ、うん。とりあえずフラン、起きようか。」
「うぅん………?おはよう、お兄さん。」
「私は!?私の方を助けてよ!」
「はいはい、咲夜は朝御飯の用意をしてきた方が良いんじゃないかな?」
「む、そうですね。では、朝食の用意をしてきます、お嬢様。」
咲夜が部屋から出ていく。
「………ふぅ。もう、もっと早く助けなさいよ。」
「あはは、ごめん。」
どうも、今回一度も出番の無い霊夢よ。
…………私って、影薄くない?
ちょっと作者のヤツをシメ────作者と相談をしてくるわね。
次回をゆっくり待っていなさいよね!