第13話 リア充は爆発する生き物です♪
サブタイトルに作者の怨念が宿ってる気がする
魔理沙だぜ。
ここで優都くんの弱点(?)が判明するんだぜ。
私も優都くんと戦いたいんだぜ!
──────────
「負けたぁ…………。」
体力切れでぶっ倒れて、僕の敗北。
これは「幻想郷に来たばかりの人間が弱い」って理屈が分かる気がする。
まぁ、それは良いんだが。
「あの、フランドールさん?何をしていらっしゃるのですか?」
「え?膝枕だよ。」
うん、それは分かってるんだけどなぁ。
そう。僕はフランに膝枕してもらっている。
「……………まぁ、気持ちは良いからいいのかな。」
「そうかな?喜んでくれたなら良かった。」
「……………足が疲れたりしないのか?」
「えへへ、お兄さんが気持ちいいならそんなのどうでも良いんだよ?」
フランは微笑む。
僕は思わず目を逸らした。
そうだ。何をやっているんだ僕は。
僕を現実に引き戻すくらいに、彼女の笑顔は眩しかったのだ。
「じ、じゃあ霊夢。そろそろ神社に帰ろうか。」
「え?あ、そうね。じゃあ、そろそろ帰らせ───」
「何言ってるのよ。泊まっていきなさい。」
………………………。
レミリアさん?何を言い出すのですか?
僕が抗議の視線を向けると、
彼女は愛らしい笑顔を向けてきた。
『ふふっ。貴方のことが気に入ったの。今日は帰らせたりしないわよ?』
ダメだぁ。
いや、ね?さっきの勝負、いつの間にか「負けたら一つ言うことを聞く」なんていうルールが追加されてたんですよ。
つまり僕に拒否権は無いんですよ。
『お姉様、ありがとう!』
フランは何に感謝してるんだ?
僕がここに泊まることが嬉しいのか?………何故?
「私は良いけど?食事を用意してくれるならね。」
「貴女は相変わらずね。………咲夜、頼める?」
「はい、お嬢様。すぐにご用意致します。」
どこからともなく、咲夜が姿を現し、すぐにどこかへと行ってしまう。
流石はメイド、なのか?
「幻想郷のメイドって神出鬼没なのが普通なのか?」
「あれは咲夜だけよ……………。」
なるほど、分からん。
「うん、とりあえず咲夜は特別なんだな。」
「そ、そうね。あれは能力なのよ。『時間を操る程度の能力』なんだけど。」
「使い方によっては反則級の能力よね、あれ。」
確かにとんでもない能力だな。けど………その分、莫大な体力が消費されるんだろうな。
──────────
どうしてこうなった。
左腕には─────
「……?どうしたの、お兄さん。」
右腕には─────
「ふふっ、どうしたの、優都。」
………何だろうな、この状況。
そう。僕は今、フランとレミリアに添い寝されているのだ。
あはは、これは絶対に眠れないや。
どうも、霊夢よ。
レミリアやフランとは一緒に寝てあげてるのに、
私とは一緒に寝てくれないのね………。
作者のところまで抗議に行ってくるわ。
あ、そうそう。
話のストックが無くなったみたいよ。
また投稿ペースが落ちるかもね。
次もゆっくり待っていなさいよね!