第12話 優都くん大誤算
…………もう、サブタイトルは気にしないんだぜ。
今日三回目の投稿だな。
もうあと一話しかストックがないらしいんだぜ。
「むー。こんなに早く負けそうになったのは初めてだよ。お兄さん強いね。」
「いやいや、それは恐縮だけど。降りてこいよ。」
空飛ばれてたらどうしようもないだろ。
いや、攻撃を当てることは出来るんだが。
「お兄さん、まだ何か隠してるでしょ。空を飛んだら攻撃出来ないんじゃないかと思ってやってみたけど、お兄さんまだ余裕そうだもんね。」
……………へぇ。まさかそんなにすぐに見抜かれるとは。
僕の注意が甘かったのか、単にフランが鋭いのか。
「………見たいのか?」
「え?それは、見たいに決まってるじゃん。」
うわぁ、好奇心で目がキラキラしてやがる。
「…………やったら降りてくるな?」
「分かってるよ、お兄さん!」
───ふむ。しょうがない。
「スペルカード発動!
幻創『イマジネート・クリエイション』」
先程創り出した刀が消失。
新たな刀を生み出す。
「…………?その刀、見た目はさっきと同じなのに、何だかさっきとは違う感じがする。どういうこと?」
「………出来ればこれは、見せたくなかったなぁ。」
刀を下段に構える。
「第四刀技『刃殺』」
刹那。
「…………ッ!?つぅ………」
フランが右腕を押さえて顔をしかめる。
右腕からは鮮血が溢れ落ちる。
「……………見えたか?」
「何も、見えなかった……。」
だろうな。刀を振るったのは4回。その4回は共に音速を越え、衝撃波を生み出した。
「むむ。お兄さん、強すぎだよぉ。」
あ、拗ねた。
「仕方ない。この勝負はこれで終わりに───」
「フラン──ッ!」
殺気と共に紅い槍が飛来する。
間一髪避けられた…………。
「お、お姉様!?」
「フラン、一人じゃ彼には勝てないわ。私たち二人で相手をしましょう。」
…………なんか姉妹で戦うつもりらしいんですけど。
「まぁ、僕としてはどちらでも良いんだけど。」
二人とも本気で来られたら死ぬかもだけど。
「むー。まぁ、負ける方が面白くないもの。」
「じゃあ、行くわよ!」
──────────
スカーレット姉妹が勝負を仕掛けてきた!
「スペルカード発動!
紅魔『スカーレットシュート』」
「スペルカード発動!
禁弾『スターボウブレイク』」
うわぁ、こんなの普通じゃ絶対避けれないなぁ。
「スペルカード発動!
幻創『イマジネート・クリエイション』」
スペルカードで盾を創り出して防ぐ。
「くぅ………。スペルカードってもしかして、体力を消費するの?」
「あら、知らなかったの?」
何それ初耳。先に言えよ。
だけど、流石にこれは人間にはキツいなぁ。
既に僕は息が上がっている。
「これって、結構ヤバいのかなぁ。」
どうも、霊夢よ。
ヒロインは私なのに影が薄い気がするのは気のせいなのかしら?
レミリアなんて、意味深な展開をもらってるわよね。
私には何も無いじゃない!
…………………まぁ、いいわ。
次をゆっくり待っていなさいよね!