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5.転生 ステータスの確認

遅くなりました・・・

 

 (ん・・・ここは森か・・・?)

 意識を取り戻し、周りを見ると木と草しかない。どう見ても森だろう。

 だが、俺の知ってる限り木も草もこんなにデカくはないはずだが、そこは

 異世界だったことを思い出し、そのせいだろうと結論を出す。


 (それにしても、本当に異世界に飛ばされるとは・・・

   ついてるのか、ついてないのかどっち何だろうな)

 誰にも経験出来ないような事ができて運がいいのか、面倒な事に巻き込まれて

 運が悪いのか本当に謎だ。

 

 (まずは、こんな森の中に放り出されて何すればいいんだろう・・・)

 強制的に異世界に飛ばして置きながら何の知識も無いに等しい状態で森に

 放置とは、待遇が悪いにも程がある。

 これが地球の会社なら、ブラック会社№1を狙えると思う。などと考えていると

 

 <<創造神クレアからメッセージを預かっています。聞きたい場合はメッセージ

  オープンと念じてください>>

 という、男か女か判別できない無機質な声が頭の中に響く。

 

 (念じればいいのか...?メッセージオープン!)

 念じた途端、クレアの声が聞こえてきた。

 <<さっきぶりだね、澄桜将くん。少し時間が無くて説明出来なかった事があっ

  たからメッセージとして、送らせてもらうよ。

  まずは君のいる異世界、名前はヴァルファレス。その世界では君のいた

  地球では想像の産物だった魔法やスキルが現実のものとなっていて、

  生活に用いられている。自分がどんな種族でどんなスキルを持っているかは

  ステータスと念じれば分かるはずだ。

  それと、理由はまだ言えないが僕は余り君達に協力する事が出来ない。

  だが、君達を無理やり転移させて無茶な頼みまでしておいて、何も無しでは

  流石に非道すぎるので、鑑定というスキルをプレゼントしよう。

  このスキルを使えば他の転移者を見つけ、協力していくことができるかも

  知れない。

  これが僕からの精一杯の贈り物だよ。これ以上は何も出来ないが君達が、

  一日も早く魔王に成ってくれる事を祈るよ。>>


創造神のメッセージを忘れないように反芻し、記憶する。

 (先ずは、ステータスを見てみるか...ステータス!!)

 念じると、目の前に半透明の板が現れる。


 _________________________________



 名前  ???(澄桜将)

 種族  ユージュアリースライムLV 1(スライム)

能力値

 HP 8/8(+2)  MP 0/0 STR 1 DEF 1 AGI 1 DEX 0 LUC 97(+1)

スキル

 吸収LV1 捕食LV1 分裂LV1 鑑定LV10

称号

 異世界人、転生者、豪運の持ち主?、悪運、


 _____________________________

 

 ・・・もしかしなくてもやばいんじゃないだろうか?

 種族を見た時は、よくあるスライム最強パターンを願ったがステータスを見る

 限りこの世界ではスライムは雑魚らしい。雑魚に転生したのに運が高いのは

 何故だ。運がいいならもうちょい強い種族でも良かっただろう・・・

 スキルは鑑定以外は普通のスライムと変わらないはず。

 称号は前の二つはいいとして後ろの二つはなんだ・・・

 運が高いから豪運の持ち主なら?を付けるな。悪運は・・・スルーした方が

 良さそうだ。もう運のステータスを信じられなくなってきたぞ・・・


 

 はぁ・・・これからどうしよう?

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