3.見知らぬ場所での目覚め
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その日、目が覚めると見知らぬ場所にいた。
「ここはどこだ・・・って体が痛え・・・」
取り敢えず体を起こそうとすると筋肉痛のような痛みが走る。
下を見てみるとそこにいつも使っているベッドはなかった。
代わりにあったのは、彼方まで続く大草原だった。
「いつの間にこんな所に来ちまったんだ・・・?ってあそこにいるのは人 か?」
今まで痛みや考えごとで気付かなかったが少し離れた所に数人の男女がいた。
このままここで考え事をしていても答えは出そうにないので人の居る所に歩き
始める。
(あの人達が俺をここに連れてきた犯人なら何か目的があるはずだから手荒な事
はされないはず。された時は運が無かったで諦めよう。一番いいのはあ人
達がここらに住む人達で友好的な事なんだけど・・・)
「あのすいませんけど、ここがどこか分かりますか?
少し迷ったみたいで・・・」
「いや俺達もここがどこか分からないんだ。」
道に迷った感じで訊いてみたら、二十代前半に見える男性が答えた。
その後、互いの自己紹介をし合い、現状について話し合った所、
どうやら全員目が覚めたらここにいたようだ。
ちなみに質問に答えてくれた男性は高森岩乗と言うそうだ。
そして、これからどうするかを話し合っていると、突然眩しい光が辺りを包ん
だ。光が収まるとそこには今までいなかった美しい男性が立っていた。
「ようこそ、ここは神界、そして僕は創造神のクレアだ。
――君達をここへ呼んだのは僕だ」