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13,部屋作りと姉弟喧嘩


 アーシェさん達と暮らす事になり一週間が過ぎた。

 この一週間は生活環境を整えるのに全力を出していて、修行とか全然出来てな

 い。

 (俺だけの時は安心して寝られる場所さえあれば良かったけど、他の種族だと

  他にも必要だからな。一番大変だったのは各自の部屋を作るために土を食べ

  続けた事だよな...。単調で終わりが見えない作業程苦しいものはないな)


 そう、この一週間ひたすら部屋作りの為に捕食を活かして土を食べ続けてい

 た。

 アーシェさん、ルイス、レイス、俺の部屋に食料庫、男女別のトイレの合計7部

 屋作った。ちなみに俺はトイレは必要ない。

 

 そして全ての作業が終わってようやく俺はやりたい事が出来る。

 その為に俺はアーシェさんの下に行く。


 [アーシェさん、約束通りアレを教えて下さい!]

「分かりました。ここでは狭いので外に移動しましょうか」


 アーシェさんと一緒に外に出た。すると

 「お姉ちゃん、もう止めて!おやつ食ったのは悪いと思うけどお姉ちゃんの

  ものだって知らなかったんだよ~!」

 「うるさい!どんな理由でも私のおやつを食った罪は重い!」

 

 そこにはルイスにぼこられるレイスの姿があった。

 今回はレイスがルイスのおやつを知らずに食べた事が原因のようだ。

 レイスが必死に謝ってはいるが、ルイスは謝罪を受け入れる気はないようだ。

 ・・・食べ物の恨みは恐ろしいな。


 「ルイス、レイスも謝っているのですからそこまでにしなさい」

 俺が姉弟喧嘩を眺めているとアーシェさんが喧嘩を止めた。

 すると、直ぐにアーシェさんの背中にレイスが隠れる。

 ・・・レイスよ、お前はそれでいいのか?

 少し呆れた目?でレイスを見るが、当の本人はアーシェさんの後ろで身体を丸

 めて震えていた。

 

 そんな姿に一瞬で癒され、撫でたくなる衝動に襲われるが理性を総動員して何

 とか押さえ込む。やはり将はチョロイ。


 「分かったわよ。私は部屋で寝てるわ」

 アーシェさんの一言でルイスは部屋へと戻っていった。

 「さて、それでは約束通りお教えしましょう」

 「母さん、教えるってアレの事?だったら僕も一緒でいい?」

 気を取り直して教えてもらおうとすると、レイスも一緒に教わりたいみたいだ

 「いいでしょう。それではタスクさんの横に座りなさい」


 俺は今名前が無いので、名前が出来るまでタスクと呼んで貰っている。

 早く名前を決めないと・・・

 そんな考えを頭の隅に追いやりアーシェさんの話を聞く。


 「さて、それでは二人に魔法・・・について教えます」

 俺達が今からアーシェさんに教えて貰うのは地球人の多くが異世界で習得した

 い事ナンバーワンであろう魔法についてだ。

 スキルには載ってなかったがアーシェさんは土魔法が使えるらしく、俺が部屋

 を作った後に魔法で崩落等が起きないようにしていて、それを見た俺がアーシ

 ェさんに頼み込み部屋作りが終わったら教えてくれると約束をしていた。


 「まず魔法とは・・・

 

今日は時間がないのでここまでです。もしかすると日付を跨いで更新するかも知れませんが

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