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死刑
兄を殺して有頂天になっていたが三日後、家に警察の連中が来た。覚悟を決めてドアを開けたら案の定殺人の件だった。
即連行された
まず、署でアリバイを出された。
死亡推定時刻から少しの間に家を出たこと、そして何より俺な髪が落ちていたそうだ。
これが決定的証拠になった。
数日の内に俺が殺した連中の遺族達によって裁判が開かれた。
判決はもちろん死刑。
甘んじて受けようと思ったよ。何せこの手で殺した連中の面を見て笑ってやれるからな。
死刑が執行されたらまず奴らに笑いながらこう言ってやるよ。
「俺みたいな人間に殺されてどんな気持ちですか?」
おそらく怒るだろう。自分の命を奪った人間に自分の死を笑われるんだからな。
まぁ、そんな事はどうでもいい。
死刑執行を楽しみに待とう。




