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あの日俺の運命が変わった  作者: バイパーゼロ
2/5

新しい喜び

俺が最初に殺したのは出向先で俺を苦しめた奴らの元締めだった課長だ。

奴の家は都内から電車で1時間半かかる埼玉の田舎だった。俺は出向したばかりの頃一度奴の家に招かれた。歓迎のつもりだったんだろう。酒や嫁の手料理でもてなしてくれたが、奴は俺のありもしない悪口を皮肉たっぷりに嫁に語ってた。

家は回りが田んぼに囲まれ、防犯カメラが無く、街灯が少しある程度で人通りもほとんどない場所だった。夜に通り魔で刺し殺すにはもってこいな立地だ。

そこで俺は奴を刺し殺した。

手口を言うと、先回りして待ち伏せしていた。指紋を残さない為に市販のゴム手袋を7、8枚重ねてはめると返り血対策として100均のレインコートを着た。幸いその日は雨だったから仮に奴を殺す前に人に会っても勘付かれにくい。

そうすると証拠隠滅の工作が必要になる。が、心配無い。

使ったゴム手袋とレインコートをゴミ袋に入れておく。そして燃えるゴミの回収の日にゴミ袋に混ぜておけばいい。犯行を実行したのは燃えるゴミの回収の前の日の夜だ。この計画は成功した。

さて、殺した時の事を思い出そう。

まず、奴が駅に着くのは21時過ぎだ。そして歩いて15分くらいの場所に奴の家がある。

途中、街灯が無い場所がある。そこの電柱に身を隠した。

そして21時20分頃、待ちわびた獲物が来た。この後殺れると知らずに呑気に鼻歌を歌ってた。

そして奴が近付いたその瞬間、俺は奴の腹に細長い刺身包丁を突き刺した。

本当はお気に入りのサバイバルナイフで殺したかったがその時はマグロでも切るみたいに腹を思い切りかっ裁いて心臓の奥深くまで刺してトドメを刺したい気分たった。

奴の腹を刺すと真横に切り裂いた。一瞬骨に当たった感触があったが欠けていなかった。

腹を思い切り切り裂いたら心臓を一突きにする前に奴の耳元でこう呟いた。

「ねぇ、能無しで役立たずなクズに殺されるのってどんな気持ち?自称エリートさん。」

そして奴の心臓を刺した。心臓の鼓動がだんだん小さくなっていく感触がとても心地よかった。心臓の鼓動が止まると、更に2枚ゴム手袋をはめ、奴の腹の切り傷に手を突っ込むと、ハラワタを掴み出した。草むしりでもするように何度も。あらかた掴み出し終えると白目を剥いている奴の目に刺身包丁を突き刺し、目を引っ張りだした。刺した両方の目から突き出た虹彩をカッターナイフで切って、目を切り落とした。

最高の感覚だった。目の前に自分を貶し続けた人間の見るも無残な屍が転がっている。

それだけで喜びが込み上げてきた。

犯行に使った物一式をバッグに詰めると折りたたみ傘を差して駅へ行くと電車に飛び乗り、帰宅した。電車の車内さがらんとしていて俺の他には3、4人くらいしか人がいなかった。静かな車内で湧き出てくる喜びを噛み締めた。

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