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【詩集】Shangri-La

風を探していたら

作者: 野鶴善明

 風を探していたら

 君と出会った

 風を探していたら

 君に恋した


 ふたりで歩く夏の小径

 輝く青空

 湧き上がる入道雲

 川のせせらぎは涼しげに


 あみだにかぶった麦藁帽子

 誕生日に贈ったワンピース

 はにかんでうつむくから

 思わず僕は口づけてしまう


 君は嬉しそうに

 旅の景色を眺める

 君が幸せそうだから

 僕も楽しい


  青い稲の匂い

  ハサミを広げたザリガニ

  ふわりと浮いたとんぼの群れ

  木立から降り注ぐ蝉時雨


  君と一緒

  夢が弾む

  いつでも手をつないで

  なくしたら困るから


 風を探していたら

 君にたどり着いた

 君が風だと

 一目でわかった


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― 新着の感想 ―
[良い点] 君が 探していた風そのものだった なんて素敵なんでしょう。 そして、捕まえておくことが 追いかけ続けることが難しく 幸せなんでしょう。 男性は追いかけていたい生き物ですよね。 風のよう…
2024/07/13 14:47 退会済み
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