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一音の音の外れ

作者: 星野☆明美

学生の頃、カセットテープで音楽を聴いていた。

イヤホンをつけて、深夜試験勉強する時に大音量で一音も聞き逃さないように、懸命に耳を澄まし、心を澄まして聴いていた。

成長するにつれ、違う指揮者と楽団の音をきくと、違和感を覚えた。

微妙な間の取り方とか、音の違いがわかるのだ。

最初に繰り返し聴いたものがインプットされていて、別のものが違和感になる。

もしかすると作曲家の意図していたものに近いのは別のもののほうかもしれないが……。

最近、YouTubeで出ているものを聴いて、これは機械が奏でているな、とか、好き嫌いしていて、さっき見つけたものを聴いてみたら、「これだ!」と、すんなり聴くことが出来た。ああ、当時のカセットテープに入っていたのはこれだ。

目をつぶると、あの頃の夜がよみがえった。

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