かがり火
情けないほど弱い
風に吹かれて消えそうな
焔じゃ 信じ切れないよ
ねえ せめて
今だけはその足元を
照らせるくらいの
晄が欲しいな
日が沈めば闇一色に
縛られた空
見上げても何も見得ないし
じゃあ星でも探そうか
呟いた言葉
顧みない態度
そのくらいはなけりゃ
燃え尽きてしまうよ
覆い隠した顔
涙枯れた目元
じゃあ油塗れに
夢も明日も濡らそう
弱り切った宙に光を
変わり果てた大地に熱を
消えてしまいそうな君に灯を
宛もない明日を共に過ごせるように