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95話 魔法使いの読み聞かせ


魔法使い

今度老人ホームで読み聞かせをすることになったんですよ。ボランティアで




剣士

お前が?




魔法使い

何か文句あるんですか手の爪全部剥がしますよ



剣士

怖えよ。 そんな暴力的な感じでよくボランティアで読み聞かせやろうと思ったな



魔法使い

はい。私は読み聞かせ界において睡魔の魔女と呼ばれていますから




剣士

つまんなくて相手寝てんじゃねえか



魔法使い

で、お話を書いてきたので聞いてもらえますか



剣士

分かった



魔法使い

『剣士は、野獣のような目をして家に帰ってくる』



剣士

あれ、主人公俺なのか



魔法使い

『剣士は魔法使いをベッドに押し倒すと、身体をまさぐりつt』



剣士

おい馬鹿かお前は!!! バカかお前は!!!



魔法使い

何で二回言ったんですか鳩時計ですか



剣士

こんな一時間おきに罵倒してくる時計あったら3時間後に叩き割ってるわ!

そうじゃなくてお前なに老人ホームの読み聞かせ会で官能小説朗読しようとしてるんだよ!



魔法使い

いや実はここから魔法使いだと思ったら狂戦士だったっていう展開から闇魔道士が参戦してきて



剣士

何で野郎どもで性的なスマブラやらないといけないんだよ! それ読み聞かせられるおじいちゃんおばあちゃんの気持ちにもなれよ



魔法使い

素晴らしい話じゃったのう、じいさんや



剣士

サクラを雇うんじゃねえ!



魔法使い

特に桃太郎のSiriに三人が挟まるところが一番じゃったのう



剣士

どういう展開でそうなったんだよ! 何だその汚えビッグマックは!



魔法使い

じゃあどういう話が良いんですか教えてください



剣士

うーん、やっぱ老人の興味があることにしたほうが良いんじゃないか



魔法使い

じゃあ葬式の話にしますか



剣士

やめろや! 老人ホームでやったら洒落になんねえだろ!



魔法使い

じゃあゲートボールの話にします



剣士

それならまあ



魔法使い

『ゲートボール、それは血で血を洗う闇の球技』



剣士

おい!



魔法使い

『自分の玉を相手の股間に当てて玉を弾き飛ばすルールである』



剣士

殺人事件じゃねえか!



魔法使い

これによって女の子になるゲートボーラーが大量発生したことにより、コシヒカリが不作になっていった




剣士

何で金玉とコシヒカリに因果関係が存在するんだよ!

そもそもお前本当に老人ホームで読み聞かせ任されてるのかよ!




魔法使い

はい。たまたまね



剣士

やかましいわ!




おわり

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