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6話 旧メンバー2 くっころ



剣士「闇魔道士は連れて行けそうになかった。次は誰を誘おうかな」




???「おい、そこにいるのは剣士じゃないか!」




剣士「ん?」




ーー振り返ると騎士の格好をした女が立っている。




剣士「女騎士じゃないか。久しぶりだな」




女騎士「くっころ!」




剣士「え?」




女騎士「なんだ、鳩がくっころを食らったような顔をして」




剣士「待って。一つ目の謎が解決していない所に更なる謎を差し込まないで。」




女騎士「くっころというのは挨拶だ!」




剣士「いやどういう挨拶だよ。どんな文化的背景があったら会った瞬間『くっ殺せ!』って言い合うんだよ」




女騎士「この辺の人たちはみんな言ってるぞ!」




通行人A「くっころ!」




通行人B「くっころ!」




剣士「いや恐っ! 絶対お前が感染源だろ!」




女騎士「しかし久しぶりだな。共に旅をしたのが懐かしいぞ」




剣士「って言っても、旅から帰って一年くらいしか経ってないんじゃないか」




女騎士「なるほど、くっころぶりだな!」




剣士「いや、くっころぶりって何だよ」




女騎士「前にも言ったかもしれないが、くっころとは私であり、お前であり、『我々』でもある」




剣士「概念か」




女騎士「それはそうと庭にパンジーを植えたんだ」




剣士「お前すごい勢いで舵とってきたな」




女騎士「ほら、早く育ってほしいからくっころパウダーを掛けたんだ」




剣士「やめて。何その『お前ならこの気持ちがわかるだろう』みたいな言い方。まずくっころパウダーって何なんだよ」




女騎士「何なんだろうな?」




剣士「知らんのかい」




女騎士「で、くっころパウダーをかけてすぐに枯れてしまって。何が原因だったんだろう」




剣士「問題文の中に答えが載っているよ」




女騎士「でも次の日同じが場所から手が生えてきたんだ」




剣士「何の手!?」




女騎士「私は嬉しくなった」




剣士「いや発する感情がおかしいだろ!」




女騎士「だからその手に『孫の手』を渡してみた」




剣士「ややこしい上に不気味な事すんな!」




女騎士「握った」




剣士「それ土の中に人入ってんじゃないのか?!」




女騎士「私は悲しくなった」




剣士「お前ポエマーみてえなメンタルしてんな!」




女騎士「次に熱々のご飯を渡した」




剣士「なに楽しんでんだよ!!」




女騎士「握った」




剣士「おにぎり作ってんじゃねえよ!!」




女騎士「美味しかった」




剣士「食べたの?!」




女騎士「私はくっころパウダーをもっと掛けた」




剣士「何で地雷原に爆弾投下するような事するんだよ!」




女騎士「一気に10本くらい手が生えた」




剣士「もう完全にホラー映画じゃねえか!」




女騎士「なんと全て左利きだった」




剣士「知らねえよ!!」




女騎士「私はおにぎり店を始めた」




剣士「合理的!!」




女騎士「苗木があるからお前にもやろう」




剣士「いらんわ!」




おわり





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― 新着の感想 ―
[良い点] 懐かしネタも面白かったのですが、くっころパウダーからの流れが秀逸でした。 剣士「お前ポエマーみてえなメンタルしてんな!」 訳がわからなくて笑えました! 孫の手を握らせたり、おにぎり握…
2020/05/21 22:44 退会済み
管理
[一言] 女騎士、お元気そうで何よりです~(*´ω`*) そう言えば。 先日Twitterの診断メーカーとやらで、「RPGに転生したあなたの職業は?」みたいなのがありまして。 やってみた診断結果は……
[良い点] くっころが加速した!
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