表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
85/217

82話 勇者と魔王と寒い冬




勇者

はあああん! 寒いよ魔王! このままだと凍っちゃうよお!



魔王

貴様など凍れば良い



勇者

俺と一緒にホッカイロ食べて身体の中からあったまろうよ!



魔王

嫌に決まってるだろ。それ実質心中じゃないか



勇者

こんな時はより寒い場所のことを思い浮かべて自分はまだマシだと思い込もう!



魔王

何なんだその絵にかいたよう奴隷根性



勇者

南極……南極……いでよホッキョクグマ!



ーー勇者はデンキウナギを召喚した!



魔王

言動の不一致が過ぎる! 何が起こってるんだ!



マレーグマ

私を召喚したのはあなたですね



魔王

私じゃないしお前はどっから出てきた!?



勇者

よっしゃあ! 



ーー勇者はデンキウナギを手に取った



勇者

おい魔王! うな重食ってあったまろzんばあばばばばあばばばばば!!!!!



魔王

どちゃくそ感電してる!



勇者

あったかああゔぁゔぁあゔぁ!!!



魔王

暖を取るごとに寿命が減っている!



勇者

んばあ! 今のうちにアイフォン充電しなきゃばば!!



魔王

そんな場合か!?



ーー勇者がアイフォンを股間に当てると充電が開始され始めた!



魔王

どこで充電してるんだ貴様!



勇者

さあ、ストレッチパワーが溜まってきただろう?



魔王

黙れ!



勇者

ヘイSiri! 俺が魔王と今年中に結婚出来る確率はばhばば!?



siri

100%です



魔王

絶対に壊れてるだろその機械!



勇者

いやそれ機械じゃないぞ



魔王

え?



勇者

さっき返答したのは俺の尻(Siri)だ



魔王

屁だったの!? めちゃくちゃ明瞭に喋ってたぞ!?



勇者

これ習得するの苦労したんだぜ、尻話術



魔王

まずどういう精神状態のときに習得しようと思ったのだ!



勇者

いやこれ国家資格だし



魔王

もう終わりだよこの国!



勇者

んばあっば! そういえば俺デンキウナギ持ってるんだったぁあふぁゔぁ!



魔王

何で忘れるんだ!?



勇者

あ、これデンキウナギじゃなくて窒素だったわ



魔王

窒素!?

じゃあさっきまで何に感電してたんだ!! 気体じゃないか!



勇者

期待させてごめん



魔王

黙れ!



勇者

お詫びに尻話術教えてあげる



魔王

教えていらんわ!!



Siri

私と一緒に頑張りましょう



魔王

屁だろ貴様!!





おわり



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ