57話 勇者と魔王と鯉のぼり
魔王
「さて、そろそろお雛様を片付けようかな」
勇者
「うわあああああ! 大変だ! 魔王!」
魔王
「どうした」
勇者
「俺のちんぽが! 風に乗って! 100mくらい伸びちまったあああああ!」
ーー勇者のちんちんが魔王城から外に向かって激しくたなびいている!!
魔王
「何やってるんだ貴様!!
魔王城からおち○ちん生えたみたいになってるじゃないか!!」
勇者
「だって風さんが!!!」
魔王
「いや今無風だぞ!!
あれ貴様の意思で動かしてるだろ!!
あの繊細な動きを!!?」
勇者
「そこでウィンウィンな提案があるんだけど魔王!!」
魔王
「ちんちんだろ!」
勇者
「どうにかあのちんぽ、鯉のぼりってことに出来ないかなあ!!」
魔王
「いや駄目に決まってるだろ、こどもの日だぞバカ!!!!」
勇者
「こどもの日が終わったらちゃんと片付けるから」
魔王
「今片付けろ! あと二ヶ月以上もあれ野ざらしにするつもりか!
それもう魔王城のシンボルみたいになるだろ!!」
勇者
「いや、ちんぼるだな」
魔王
「黙れ!!!!!」
勇者
「じゃあ恵方巻って事にならないか!?」
魔王
「もう終わってるだろ節分も! 貴様の頭も!!!」
勇者のちんこ
「やっとこの時が来たか」
魔王
「そうこうしてる間に勇者のちんち○が自我を持ち始めてる!!!」
ーー勇者のちんこは勇者の姿になった!
魔王
「最悪だ! 史上最悪の生物が二匹になった!!」
勇者
「お前はどっちを選ぶ?」
魔王
「どっちも選ぶかバカタレ!!!」
勇者のちんこ
「ふふっ、これで魔王は俺のーー」
ーーその時、勇者と勇者のちんちんがめっちゃ伸びてたなびき始めた!!
勇者・勇者のちんこ
「うわあああああ! 魔王! 畳んでくれえええええええええええ!!!!!」
魔王
「誰か助けてくれ!!!」
おわり




