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51話 女騎士の最終手段

女騎士

「こうなったら最終手段だ!」



剣士

「始まって間もないがどうした?」



女騎士

「実は、父がパンチラの練習をしている最中レシートを飲み込んでしまってな」



剣士

「飲み込める情報が何一つ無いんだが」



女騎士

「くそっ、パンチラ練習の最中でなければ……!」



剣士

「まずパンチラの練習してるのが禁忌だろ。いや俺の思い違いかもしれん。パンチラの練習ってなんだ?」



女騎士

「ミニスカートを履いてパンツをチラチラ見せる練習に決まってるだろ」



剣士

「最悪の予測が的中してしまいました」



女騎士

「どうした剣士、何かあったのか?」



剣士

「なぜ同じ言葉をお父さんにかけてあげなかったんだ?」




女騎士

「話を戻すが父が飲み込んだのはただのレシートではない。くっころレシートなんだ」



剣士

「くっころレシート……?」



女騎士

「くっころポイントを貯めると買える商品のことはもう知っているな?」



剣士

「知りたくない」



女騎士

「くっころポイントというのはくっころな状況に陥れば陥るほど貯まる夢のようなポイントだ」



剣士

「地獄だよ」



女騎士

「このポイントを貯めることで私は剣士を買った」



剣士

「……え!? 俺!?」



女騎士

「一番ポイント少なくて済んだからな」



剣士

「勝手に我が身を叩き売りされてるんだが!」



女騎士

「お手」



狂戦士

「わん」



剣士

「お前かよ!」



ーー狂戦士は尻を出した!



女騎士

「よし」



剣士

「よし?!」



女騎士

「ほら、このフリスビーを取っておいで」



狂戦士

「わんわん!」



ーー女騎士が投げたフリスビーを狂戦士の尻が掴んだ!



ーーウィン、と入っていく。



ーーベートーヴェンの『運命』が流れ始めた。



雨が、降り始める。



狂戦士

「運命を受け入れろ」



剣士

「お前は何もかも受け入れすぎだ」



女騎士

「話を戻そう」



剣士

「お前よくケツから流れる音楽聴きながら続けようと思ったな」



女騎士

「私がその話をしたら、父は『私も剣士くん欲ちい! 父さんもくっころポイントを貯めるぞ!』と目をギラギラさせながらパンチラしていた」




剣士

「なあ、お前はどんな気持ちで思春期を過ごしてたんだ?」



ーーデデデデーン



狂戦士

「それが運命」



剣士

「やめろそれ」



女騎士

「ちなみにくっころポイントはツタヤで買い物をすると貯まる」



剣士

「Tポイントじゃねえか!!」



女騎士

「ちなみに剣士の次に安く引き換えれるのはそのへんの土だ」



剣士

「俺土より安いの!?」



ーーデデデデーン



剣士

「やかましいわ!!」



おわり


気付けば旧メンバーばかり出してる気がします。

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