46話 狂戦士のインタビュー
狂戦士
「俺はもっと有名になりてえ!」
剣士
「そうか」
狂戦士
「ひひっ、有名になったら鳩も鯉もカメたくさん寄ってくるぜえ」
剣士
「パンの耳かお前は」
狂戦士
「有名になった時のためにインタビューの練習したいからちょっと付き合ってくれ」
剣士
「良いけど」
狂戦士
「えー、では剣士さん、今日はお越し下さりどうもありがとうございます」
剣士
「何でお前がする側なんだよ」
狂戦士
「剣士さんは5歳までシャコに育てられたんですよね」
剣士
「そんなわけねえだろ。どこ情報だよ」
狂戦士
「香港大使館です」
剣士
「確かな情報源やめろ」
狂戦士
「剣士さんはどうして剣士さんを志したんですか? 一文字以内でお答えください」
剣士
「無茶言うな。カオナシみてえな返答しか出来ねえじゃねえか」
狂戦士
「じゃあ100万字以上で答えてください」
剣士
「超大作!」
狂戦士
「そして剣士さんのお父様はカニ味噌だとお伺いしましたが」
剣士
「それも誰に伺ったんだよ! そんなわけねえだろ」
狂戦士
「え? ではお母様がカタツムリだというのは?」
剣士
「だとしたら俺が生まれてんのおかしいだろ!」
狂戦士
「炊飯器に性的魅力は感じますか?」
剣士
「これ何のインタビューなんだよ!!」
狂戦士
「見事なホームランでしたが、打った球種は何でしたか?」
剣士
「テレビのリモコンみてえなインタビューの切り替えすな!」
狂戦士
「じゃあちょっとスリーサイズを教えて貰えるかな?」
剣士
「AVのインタビューじゃねえか!」
狂戦士
「剣士さんのバットコントロールがすごすぎてボールが気持ちよさそうでしたね」
剣士
「何でAVと野球ブレンドするんだよ!!」
狂戦士
「これが剣士さんのホームランボールです。あ、ちょっとカニ味噌付いてますね」
剣士
「パパ!!?」
狂戦士
「カタツムリもたかってますね」
剣士
「ママ!?」
狂戦士
「ではいただきまーす」
剣士
「やめろぉ!!」
おわり
※かたつむりを生で食べるのはとても危険なので、よいこは真似しないでね。




