40話 狂戦士の甲子園
狂戦士
「おい磯野、野球しようぜえ!!」
剣士
「誰に話し掛けてるんだよ」
狂戦士
「先ずは地獄の3億本ノックじゃあ!」
剣士
「マンボウの産卵か」
狂戦士
「(コンコン)こんにちはー! N●Kの者ですがぁ!」
剣士
「そっちのノックかよ」
狂戦士
「これをあと2億99999999回繰り返すぜ!」
剣士
「日本の人口突破してんじゃねえか」
狂戦士
「さっさと仏壇買わねえと郵便受けパカパカしながらマーガリン塗るぞオラァ!」
剣士
「玄関前にマーガリン塗ってるだけの不審者!」
狂戦士
「冗談はさておき、お前がノックしろ。俺が取る」
剣士
「あれ、お前グローブは?」
ーー狂戦士は下半身裸になった!
剣士
「何がしたいんだよ」
狂戦士
「バッチコーイ!!!」
剣士
「急所に当たっても知らんぞ」
ーー剣士はボールを打った!
ーー狂戦士は尻でボールを掴んだ!
剣士
「シンプルに汚ねえ!!!」
狂戦士
「へい、ファーストぉ!」
ーー狂戦士は尻からボールを発射した!
剣士
「レールガンか!」
狂戦士
「ほいよ、ボール返すぜ」
剣士
「ぎゃあっ! こっちにそれ投げんな!!」
狂戦士
「え? うん、そうする。よし、キャッチボールにしよう」
剣士
「だから誰と話してんだよ怖いよ!!」
ーー狂戦士はケツにボールを挟んだ。
剣士
「おいやめろ、それこっちに射出するなよ……?」」
狂戦士
「お前も尻で挟んで投げ返せば良いだろうが」
剣士
「嫌だよ! それもうキャッチボールじゃなくて間接的な肛門の擦り付け合いじゃねえか!!」
狂戦士
「行くぜ!」
ーー凄まじい速さでボールが迫ってきた!
剣士
「危なあっ!!」
ーーまるでマシンガンのように、とんでもない数の球が飛んできた!
剣士
「いや待って! これどっから出てきてんの?!!」
狂戦士
「ひゃひゃひゃ! 行きなさい私の子供たち!!」
剣士
「それハチの形した中ボスのセリフ!!!
ええい、もうこれ野球じゃねえ! くそったれえええええええ!!」
ーー剣士はバットで思いっきり狂戦士の尻を引っ叩いた!
狂戦士
「ああああああああああああああああ!!!」(絶頂)
〜これが甲子園大会のサイレンの始まりである〜




