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38話 闇魔道士の最終奥義


闇魔道士

「ククク……ついに究極奥義を完成させたぞ」



剣士

「強そうだな」



闇魔道士

「その名も『アォウフオアウファ』だ!」



剣士

「あお……何?」



闇魔道士

「あおじゃない! 『アォウフオアウファ』だフォー!!」



剣士

「深夜テンションか」



闇魔道士

「コココ……」



剣士

「で、その究極奥義とやらは何がすごいんだ?」



闇魔道士

「『アォウフオアウファ』はそれまで存在した『プァウホイァー』を格段に高める『ヌッサホッパス』だ」



剣士

「すげえ! 何が起こってるのか全然分からねえ!」



闇魔道士

「それは貴様がタコだからだ」



剣士

「どういうレッテルなんだよ」



闇魔道士

「では先ず『アォウフオアウファ』がハイパワーホヴァネスだとする」



剣士

「先ずハイパワーホヴァネスが何だよ」



闇魔道士

「貴様も少しはホコウンバするマィガガオウガをしろ」



剣士

「わかんないよ! いつもの闇魔道士に戻ってよお!!!」



闇魔道士

「やあ、みんな。僕は闇魔道士だぽん!!」



剣士

「失せろ」



闇魔道士

「『アォウフオアウファ』はとにかく『アォウフオアウファ』なのだ。他のもので例えてしまえば、それはもう谷村満智子(51)に過ぎない」



剣士

「誰だよ?!!」



闇魔道士

「谷村満智子とはホームベースの隣に住んでいる人だ」



剣士

「そこバッターボックスじゃねえか!!」



闇魔道士

「治安の良さが決め手らしい」



剣士

「いや球ビュンビュンに飛んでくるだろ!!」



闇魔道士

「だからこそ『アォウフオアウファ』なのだ」



剣士

「だからそのアォ、アオウ……」



闇魔道士

「『アォウフオアウファ』だと言っているだろウファファファファ!!!」



剣士

「発音厳しくない!? 後半得体のしれない獣の鳴き声みたいになってるし!!」



闇魔道士

「しっ、静かにしろ。ホロロンケウスの声がする」



剣士

「新種!!」



闇魔道士

「あれに見つかるとハワイのお土産を渡してくるぞ気をつけろ」



剣士

「無害じゃねえか!」



???

「ファルファルファルファル……」



闇魔道士

「ヨサコイ……、ヨサコイ……」



???

「ファー? ファルファルファルファ」




闇魔道士

「どっこいしょ……よっこいしょ……」



剣士

「(何この抽象的な空間!!!)」



???

「ファルファルファルファー」



闇魔道士

「久しぶりだな」



???

「そうですね」




剣士

「あれ、人だったの?」



???

「こんにちは谷村満智子です」



剣士

「お前かよ!! 何だったのさっきのやり取り!!」



闇魔道士

「これこそ『アォウフオアウファ』というやつだ」



剣士

「アォウフオアウファアアアッ!!!」



おわり


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