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30話 勇者と魔王と海の食材

※下品です

魔王「ふう、久しぶりに海に来たな」



――魔王のカバンの中から勇者が湧いて出た!



勇者「貴方が落としたのはこの勇者ですね!!」



魔王「違います」



勇者「おいおいノリ悪いな。せっかく二人きりで海に来たのによ」



魔王「私は一人で来たんだ!」



勇者「え? 俺お前が魔王城を出た時からずっとお前の弁当箱の中に入ってたんだが?」



魔王「いや味噌汁か貴様!!」



勇者「何だそのツッコミ」



魔王「はっ! 貴様が弁当箱に入っていたということは……」



勇者「お前の弁当は全部俺の尻の中だ」



魔王「最悪だ! 楽しみにしてたのに!」



勇者「出そうか?」



魔王「いらんわ!」



勇者「そう怒るな魔王。ちゃんと俺が昼飯を取ってきてやろう」



――勇者は尻を出した!



魔王「海を汚すな!」



勇者「あ! カニが居たぞ! 待て待てー!」



――勇者は四つん這いで後ろ向きにカニを追いかけ始めた!



魔王「ケツ丸出しで何やってるんだ貴様!」



――勇者はカニを尻で挟んで捉えた!!(ハサウェイ)



魔王「本当に何やってるの!?」



勇者「俺の尻を見ろ」



魔王「断る!!」



勇者「フィッシュフィレオ」



魔王「黙れ!!」



カニ「ふうううううん!!」



魔王「ああ! カニが頑張って尻を押し返そうとしている! 頑張れ! いや、待て。カニが頑張って勇者の尻を押し広げてしまったら勇者の※門が見えてしまうのではないのか!? だがこのまま尻に押し潰されたらカニが可愛そうだし、※門は見たくないし、私はどうすれば良いんだ!」



勇者「何の葛藤だよ」



魔王「黙れ!!」



――カニが勇者の尻に吸い込まれた!



魔王「カニいいいい!」



※門「材料を確認しました」



魔王「※門が喋った!?」



――勇者の尻からモンシロチョウが出てきた!



魔王「何が起こってるんだ尻の中で!!」



勇者「そろそろ潤滑剤塗っとこ」



魔王「何のメンテナンスだ!!」



勇者「あ、これ潤滑剤じゃなくて魔王の目薬だったわ」



魔王「何してくれてるんだ貴様!!」



勇者「お待たせ、カニしゃぶ出来たよー」



魔王「それどこで作った!?」



勇者「食べろ」



魔王「いらんわ!!」



勇者「まあ遠慮するな。さあ、あーん」



魔王「い、いやあああああ!!」



――魔王の寝室



魔王「ッハ!! はあ、はあ、とんでもない悪夢だった……ん? 手に何か握ってるぞ?」



――魔王が握っているのは、目薬だった。



魔王「ぎにゃあああああああああああああああああ!!!」




おわり




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