表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/217

28話 勇者と魔王の山登り



ーー魔王は一人、山登りに来ていた。




魔王「ふう、山に登るのは気持ちが良いな」





勇者「そうだな」





魔王「うわ! 貴様どこから湧いた!」




勇者「まあ細かい事は良いだろ! うーん、山に登るとテンション上がるなあケロケロケロ」




魔王「なぜ急にカエルの真似を」




勇者「いや吐いてるんだよケロケロケロ」




魔王「汚っ!」




勇者「吐いてるのは甘い吐息だから心配するな」




魔王「どんな理屈だ!」




勇者「まあまあ、俺は気にせず先に行こうぜ」




魔王「……」




ーー30分後




魔王「はあ、はあ、かなり汗をかいてしまった……」




勇者「ゲヘへ! 俺がなめとってやろうか!」




魔王「貴様は自分のわきの下でもなめていろ」




勇者「ぺろぺろペロケロケロケロ」




魔王「吐くな吐くな!」




勇者「おい見ろ魔王、目の前に川があるぞ」




魔王「本当だ」




勇者「ちなみにこの川の水は時速164㎞で流れているから気を付けろよ」




魔王「怖っ!?」




勇者「まあ流れるプールみたいなもんだろ」




魔王「いやそいんなファミリー向けのスピードじゃないだろ」

 



勇者「じゃあちょっと試しにちんこ付けてみよう」




魔王「お、おいやめろ」




ーー勇者のちんこが下流まで伸びた!




勇者「うわああああああ! 何だこれ! そうめん流しか!?」




魔王「そんな汚い素麺があってたまるか!」




勇者「冗談はさておき、どうやってわたる?」




魔王「いや冗談で済む伸び方じゃなかったぞ!?」




剣士「魔王もつけてみろよ」




魔王「ついとらんわ! それはそうと、私は飛んでいけるから問題ない」




ーー魔王は川を飛び越えた!




勇者「じゃあ俺も」




ーー勇者は飛んで川に落ちた。




勇者「ぎゃあああああああ!」




魔王「あ」




ーー勇者は踏ん張って顔が下流に死ぬほど引っ張られている!




勇者「ンゴッッゴゴゴオゴ!!」




魔王「おい! 顔がちぎれかけのチーズみたいになってるぞ?!」




勇者「はい、チーズ」




魔王「やってる場合か!」




勇者「うおおおおお! こうなったらシャケの気持ちになって踏ん張るぜ! 私はシャケ! 私はシャケ!」




魔王「いや踏ん張れるわけないだろ!! 助けてやるからじっとしていろ!」




勇者「ああ助けてくれ! そして熱い人工呼吸を頼む!」




魔王「……さて行くか」




勇者「ああああああ!」




ーー勇者は流され下流で打ち上げられていた。




??「この人は……?」





























































評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 今回も笑わせてもらいました
2021/09/16 08:20 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ