26話 勇者と狂戦士の邂逅
ボケとボケの試験的作品です。
勇者
「さて、今日も魔王のおっぱいを遠くから近くから遠近法を駆使しながら眺めつつ親父の乳を魔王の乳だと思って舐る作業をするため魔王城にいくか」
狂戦士
「久しぶりに魔王城に行ってみるか。15時間ぶりだけど魔王は俺様の事を覚えてるかな」
ーー勇者と狂戦士は門の前で鉢合わせした。
勇者
「ん?」
狂戦士
「あ?」
勇者
「私たち入れ替わってるー!?!」
狂戦士
「いや入れ替わってねえよ! 普通身体がぶつかったタイミングで入れ替わるだろ!」
勇者
「コケコッコー!」
狂戦士
「あれもしかしてニワトリと入れ替わってる!? だとしたら尚更なぜこのタイミングなんだ」
勇者
「ケンケーン! ケンケーン!」
狂戦士
「謎の生き物も入ってる! もしくはただの頭のおかしい奴かもしれない」
勇者
「おいそこのお前、魔王城に何の用だ! ここは魔王が寝たりちくわを練ったりご飯盛ったりマッチを擦ったりソファーでまったり『かったりい』って言ったり尻掻いたりするところだぞ!」
狂戦士
「すごいタリタリ言うな! テントウムシの一生分くらい言うじゃねえか!」
勇者
「いやテントウムシは生涯タリタリ言ったりしないがお前は誰だったり!」
テントウムシ
「僕はテントウムシ。主食はテントウムシ。共食いが大好きだよ」
狂戦士
「ああん!? 俺様に向かって誰だだとお! 俺が聞きてえよ!!」
勇者
「まさかの記憶を失ってるパターン!?」
狂戦士
「教えてくれよ俺は誰なんだよ!」
勇者
「お前は対魔忍お前は対魔忍。全ての感度が3000倍になって、かっぱえびせんを食べるだけでエビのように飛んで土星までたどり着いたのち進化してイカになる」
狂戦士
「はあ、はあ、カマキリの卵美味しい……!」
ーー狂戦士は馬糞になった。
勇者
「やはり対魔忍であったか」
狂戦士
「ふざけんじゃねえ! テメエさっきから俺を舐めてくれてんなあ!」
勇者
「ペロッロロロロロロロロペロペロペロペロペロペロペロペロンチノパンパンパンパンパンパンパンパン!」
狂戦士
「想像を絶する舐め方来たああああああ! そして途中からパンを食べる音になってるう!!!!!!!」
勇者
「いやぱんぱん言いながらパン食べるやつ居ないだろ。それもう一周回って米食べてるから!」
狂戦士
「テメエさっきから俺様をコケにしやがってえ! カツアゲするぞ! カツアゲさせろ! カツアゲさせてくれオラあ!」
勇者
「許可性のカツアゲと初めて遭遇したよ!」
狂戦士
「カツアゲさせてくださいなんでもしますから!」
ーー狂戦士は土下座した。
勇者
「この絵面だけ見たら俺がカツアゲしてる側なんだが!」
狂戦士
「一万円あげますから!」
勇者
「名実ともに俺がカツアゲしてるよこれ!」
狂戦士
「オラァ! 1000円よこせオラあ! 十回に分けて1000円づつ寄越せおらあ!!」
勇者
「もうただの両替じゃねえか! そして俺は今唐揚げを食べています」
狂戦士
「それテントウムシだぞ」
勇者
「あ、ほんとだ!」
おわり




