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158話 怖いものを見た勇者

春に書きました




魔王

春だなあ



勇者

んばああああああ!!!



ーー勇者が魔王城の壁を四つ這いで登って来た!



魔王

普通に怖い!!!



勇者

魔王、俺は昨日幽霊を見たんだ



魔王

私は現在進行形で化け物をみている!



勇者

実は昨日夜中にずっと部屋の隅に向かって手を振ってたんだけどさ



魔王

さっきからずっと幽霊より貴様の方が怖い!! 何でそんなことしてたんだ!



勇者

いやだってさ、何かの拍子にゼクアルァータ界と繋がるかもしれないだろ



魔王

発言もホラー!!



勇者

そしたら! 何故か急にラーメン食べたくなってきた!



魔王

夜中に起きてるからだろう



勇者

俺は我慢しようと思った。しかし気が付くと俺んちの前にラーメン屋が出来ていた



魔王

出来ていた!? 



勇者

俺は必死に耐えながらラーメン大盛定食を頼んだ



魔王

1㎜も耐える気無い奴の注文!



勇者

俺は耐えながら麺をすすった!



魔王

普通に食べてるだけ!



勇者

無理だ! もう食えない! 俺は泣きながら空になったお椀を見つめた



魔王

完食してるじゃないか!



勇者

このままでは危険だ、何か手がかりはないのかと思った俺は急いでメニュー表をめくった!



魔王

まだ注文する気だろ!



勇者

だが気が付くと、俺の前には餃子定食が二人前用意されていた!



魔王

何が「気が付くと」だ! ばちくそ自分の意思で頼んでいるじゃないか!



勇者

もう限界だ! 俺はラーメン屋を出た!



魔王

それはただの喰い逃げ!



勇者

後ろを振り返ると鬼の形相で追って来る亡霊!



魔王

店員だよ!



勇者

そして俺は捕まり、身体で代金を払わされたというわけさ



魔王

身体で!?



勇者

おかげで体重が50tも増えちまった



魔王

どんだけ食べt



ーー魔王城の床が抜けた!



おわり


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