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149話 魔法使いと水族館

魔法使い

剣士さん、水族館を経営しましょうよ



剣士

経営……? 行くだけじゃなくてか



魔法使い

当たり前じゃないですか。30cm水槽に身体ごと押し込みますよ



剣士

ふつうにこわい脅しやめろ。でも何で水族館を開きたいんだ



魔法使い

だって海の生きものって神秘的じゃないですか! 毎日食べ放題だし!



剣士

神秘性のかけらもない感性してるなお前



魔法使い

水槽見ながら『あの子良いね、今日のおかずはあの子にキメた』とか言えるんですよ!



剣士

サイコパスがやってる風俗みたいな指名!



魔法使い

と、いうことで水族館にいれる生物を選びましょう



剣士

やっぱり客を呼べる魚が良いよな



魔法使い

何言ってるんですか。美味しい魚が優先ですよ



剣士

じゃあもう魚屋やれよ



魔法使い

それじゃ駄目なんですよ! 泳いでる姿を見てるからこそ食欲が湧くんですよ!



剣士

何だそのAVはインタビュー見ないと興奮しないみたいな理論。お前牛舎見てうまそうな牛肉とか思ってるのか



魔法使い

まあ一番見てて食欲が湧くのは食って寝てしてるヒモですかね



剣士

え?



魔法使い

さて、まあでも客寄せパンダも必要ですから、パンダくらいは入れときますか



剣士

おもくそ陸の生き物じゃねえか

いや水族館にパンダ導入してどうするんだよ



魔法使い

イルカの餌やりとかやってもらいます



剣士

まさかの従業員雇用!?



魔法使い

ちゃんと毎日笹の葉10枚あげますから



剣士

めちゃくちゃブラックじゃねえか!




魔法使い

あとはジンベエザメとかも飼いたいですね



剣士

まあデカい魚は集客力ありそうだよな



魔法使い

1000匹くらい



剣士

多すぎるわ! どんな水槽で飼おうとしてるんだお前!



魔法使い

30cm水槽です



剣士

メダカ飼うやつじゃねえか! ヒレも収まんねえよ!



魔法使い

いやでも、水族館って私達の家で経営するんですよ?



剣士

マイホーム経営!? 何その破滅以外の未来が見えない選択!



魔法使い

ちなみに剣士さんの部屋にはサメとブルドーザーのキメラを展示する予定です



剣士

何だそのB級映画みたいな生き物は!!



ーーピンポーン!



魔法使い

あ、頼んでた魚が来ましたよ



剣士

もう頼んじゃったの!? 何頼んだんだ!



魔法使い

しめ鯖です



剣士

寿司の出前じゃねえか!



ーーおわり




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