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12話 剣士と狂戦士と女海賊の肝試し 1

見習い魔導士はホラー耐性0なのでお留守番です。



狂戦士「はい、ということで今日は廃病院にやってきました」




剣士「何だそのYouTuberみたいなノリ」




狂戦士「でよ、何でこんな所に俺様を呼び出しやがった? 無理心中か?」




剣士「もしするんならお前だけは選ばねえ。……この廃病院の奥にはレアアイテムが落ちてるらしいんだ。それを取りに行きたい」




狂戦士「それは良いが、そこのお子様は何でいるんだ?」




ーー剣士の傍には女海賊がいた。




女海賊「おっはよー!」




剣士「昼過ぎだぞ。何でお前ついて来たんだ」




女海賊「だって部下はみんな冒険に行ってて暇なんだもん」




剣士「漁業な?」




狂戦士「ったく、テメエもロリコン趣味はホモホモにしとけよ」




剣士「ホモホモって何だよ。ほどほどだろ」




狂戦士「じゃあホモホモに入ろうぜ」




剣士「いやどんな侵入方法だよ……あれ? 狂戦士、お前足震えてない?」




狂戦士「ああ?! ふ、震えてねえよ!!」




剣士「あ、お化けだ」




狂戦士「うわあああああああああ!!!」




剣士「嘘だよ」




狂戦士「だ、だと思ったぜ」




剣士「あ、やっぱりお化け」




狂戦士「火ええええええええええ!!」




女海賊「発情期の野鳥みたい」




狂戦士「んだとガキぁああ!」




女海賊「あ、お化けさん」




狂戦士「ピャああああああアアアア!」




ーー狂戦士は穴を掘り始めた!




剣士「反射行動おかしいだろ。完全に遊ばれてんじゃねえか」




女海賊「狂戦士おもしろーい」




剣士「狂戦士、お前やっぱ怖いんだろ? 外で待ってて良いよ」




狂戦士「馬鹿にすんじゃねえ!!! 俺様を誰だと思ってやがるぁあああ!」




剣士「じゃあ入るか」




狂戦士「でも手は繋いでよね!」




剣士「嫌です」




ーー廃病院の中は薄暗く、異様な空気で満たされている。




狂戦士「アアアアアアアア!」




剣士「どうした!?」




狂戦士「お風呂沸かしてくるの忘れた!」




剣士「しらんわ! こんな時にややこしい声出すなよ!!」




狂戦士「しかしテメエ、さっきから俺様の足を掴むの止めろや」




剣士「え、いや俺じゃないぞ」




狂戦士「は?」




剣士「だって俺はお前の前歩いてるのに、どうやって掴むんだよ」




狂戦士「え、じゃあこの手は……」




ーー青白い手が狂戦士の足首を掴んでいる。




剣士「で、出たああああああああ!!!」




狂戦士「いやあああああああああ!!!」




ーー狂戦士はパニックで全裸になった!




剣士「(くっ! 何て早技だ!)何で裸になるんだよ?!」




狂戦士「取って! これ取ってええ!!!」




剣士「わかったからじっとしてろ! あと今すぐ服着ろよ!」




女海賊「ねえねえ剣士」




剣士「今爆発物の処理で忙しいから後にしろ!」




女海賊「でも落とし物があったっよ。これがないと落とした人困るよ」




剣士「ああもう、何だよ!」




女海賊「ほら、誰かのお手手」




ーー女海賊は「青白い手」を持っている。




剣士「そうだな、それがないと困るああああああああああああわあああ!!!!!!」




女海賊「発情期の野鳥ごっこ流行ってるの? 私もやる! ああああああああああああああああああ!!」




剣士「やらんでいい! そんな物拾っちゃ駄目えええ! 早くポイしなさい! ポイポイ!」




女海賊「分かった。ポイポイっ」




ーー女海賊の放り投げた手が狂戦士のチ●コを掴んだ。




狂戦士「ぎゃあああああああああ! 何これ! 何これ!!?」




剣士「うーん、ミラクル」




狂戦士「感心してる場合かっ! 早く取ってこれ!!」




ーー狂戦士は手を振り落とそうとチ●コを振り回し始めた。

ーーそれでもお手手は取れません。




狂戦士「おおきなカブみてえなナレーションやめろや!」




剣士「いやグリップ強いな」




狂戦士「何感心してんだテメエ!!」




女海賊「剣士、あれ何?」




剣士「お前は見ちゃ駄目!!」




ーー剣士は女海賊を抱えて逃げ出した!




狂戦士「一人にしないで怖いのオオオオオオ!」




ーー狂戦士feat.手はチ●コを振り回しながら追ってきた!




剣士「お前が一番怖いわ!!!」




狂戦士「このままじゃチ●コもげるうう!」




剣士「じゃあチ●コで風を切り裂きながら走ってくるのやめろ!! 遠心力で余計に取れるだろ!」





女海賊「ねえ剣士、追いつかれるよ?」




剣士「大丈夫! 今の狂戦士はチ●コを振り回すことによって揚力が生じている。それが空気抵抗になって俺たちには追いつけない!」




女海賊「なるほど。分かんない」




ーー果たして三人は無事廃病院から出ることが出来るのか?




続く








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