表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
127/205

124話 魔王に叩いて欲しい勇者

勇者

おい魔王! いつものように俺の尻を叩いてくれ!



魔王

まるで毎日私が貴様の尻を叩いているかのような言い方やめろ



勇者

何で叩いてくれねえんだよ! 月128000円払ってるのに!



魔王

何だその首都圏の家賃みたいな値段は。貰っていないし



勇者

え? じゃあ俺はどこに振り込んでたの……?



魔王

知らんわ!



勇者

あ、今確認したら俺きんぴらごぼうを毎月128000円分買ってたわ



魔王

とんでもない量買ってる! 飲食店でも1ヶ月でそんなにきんぴら使わないだろ!



勇者

だから冷蔵庫からきんぴらごぼうが夜な夜な這い出してきてたのか



魔王

何か意思みたいなの持ってないかそれ!?



勇者

そうなんだよ、俺の口から体内に侵入して胃を通って回って尻から出ていくんだよね



魔王

ただの消化のプロセスじゃないか!



勇者

おい話を本題に戻すぞ。お前も明太子にならないか



魔王

そんな話一回もしたことないわ! 何で鬼にならないかみたいな感じで明太子の勧誘されないといけないんだ!



勇者

鬼になれ、杏寿郎。



魔王

誰が杏寿郎だ!!




勇者

明太子として俺とどこまでも戦い、高め合おう。その資格がお前にはある!



魔王

明太子として与えられる資格なんていらんわ! 漢検4級とかのほうがよっぽど有用だろ!



勇者

え? 俺フルチン検定10段だよ?



魔王

人間として失格だろその資格!!



勇者

お前も俺の尻を叩かないか?



魔王

だから叩かないと言っているだろう!



勇者

じゃあお前もポケ◯ンを性的な目で見てる検定受験しないか? その資格がお前にはある



魔王

猗窩座構文やめろさっきから! いつ取得したんだその資格!!




勇者

あ、余ったきんぴらは魔王城の庭に植えといたからな



魔王

何してくれてるんだ貴様!!!



ーー1ヶ月後、植えられたきんぴらからは全て勇者の足が生えてきました



おわり








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 猗窩座構文って…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ