123話 剣士とASMR職人
剣士
さて、闇魔道士の店でも行こうかな
???
失礼するよ……
ーー男は急に耳を剣士の舐め始めた
剣士
うわあああああああああああああ!!! おらあ!!
ーー剣士は男をぶん殴った!
???
はぁあああああ……(吐息)
剣士
(ダメージの喰らい方キモっ!)
???
へえ、僕を殴るとは、勲章ものだよ
剣士
何言ってんだこいつ! お前誰なんだよ
???
私はASMRをつくる者……まあアスマルとでも呼んでもらおうか
剣士
ASMRっていうとなんか耳を幸せにするアレか
ま、まあ俺には関係無さそうだしこれで……
アスマル
待って、行かないで
ーー後ろから抱きしめる
剣士
何なんだよこいつ! 抱きつくな気持ち悪い!
アスマル
ごめん、俺が悪かった。(耳元)
剣士
悪行を重ねてんだよてめえは!!
アスマル
今日、二人の大事な日だったのに、遅れちゃって、本当、ごめん
剣士
初対面だよ! お前誰と勘違いしてんだよ!
アスマル
ふふっ、その表情、絵に描きたいよ
剣士
お前絵の具食わせるぞ!!
アスマル
ほら言って……俺はどうしたら許してもらえる?
剣士
離せよとりあえず!
アスマル
だーめ、離さない★
剣士
うぉらあああ!!!
ーー剣士はアスマルを一本背負いした!
ーーぴちゃぴちゃと耳を舐めるような音と共にアスマルは地面にたたきつけられた!
剣士
衝撃音どうなってんだよ!!
アスマル
さあ、ベッドの中においで
剣士
地面だよそこは!
くそっ、これは逃げるしかねえ!
ーー剣士は逃げ出した!
アスマル
ふふっ、無駄だよ
ーーアスマルは瞬間移動してきた!
剣士
こいつ怖っ!! み、水の精霊!
水の精霊
任せるのじゃ!
ーー水の精霊の魔法でアスマルは流されていく!
アスマル
はぁあああ……これで終わったと思うなよ★
剣士
ひっ! あ、あいつもう呪いだろ
水の精霊
剣士、わ、妾になら、その、抱きついたりしても、良いのじゃぞ……?
剣士
ん、抱っこして欲しい? よいしょ
水の精霊
ぴっ!!
警察
いたぞ! 児童ポルノだ!
剣士
え? 俺!?
警察
逮捕する!
剣士
い、いや、これは違うんです。なあ水の精霊
ーー水の精霊は幸せ過ぎて昇天していた!
剣士
どういうこと!?
警察
逮捕ー!
剣士
うわああああ!!
おわり