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111話 勇者のノーベル賞


勇者

おい! すごい発見をしたぞ! これはもうノーベル賞だ!



魔王

凄い発見? どんな



勇者

フルチンポンチ



魔王

……は?



勇者

フルチンポンチ! どうだ、この語呂の良さ! こんな語呂の良い言葉を考え付くなんてどう考えてもノーベル賞ものだろ!



魔王

貴様はノーベル賞級のバカだ



勇者

ほら、やっぱり魔王もそう思うよな



魔王

同調したわけではないわ馬鹿垂れ



勇者

フルチンポンチ、フルチンポンチ、せめて夏の季語にならないかな



魔王

なってたまるか! 情緒もクソも無いただの下ネタじゃないか伝統を穢すな!



勇者

よし、早速このフルチンポンチを封筒に入れてノーベル賞宛てに送ろう



魔王

色々ガバガバ過ぎるだろ! 設定が!



勇者

あとは3分待つだけ



魔王

カップラーメンか!



ノーベル賞選考委員

貴方ですか、フルチンポンチを送ってくれたのは



魔王

何か来たぞ!



ノーベル賞選考委員

あなたを次のノーベル賞として奉納します



魔王

何で神事なんだ! どこに奉納するつもりだ!



勇者

やったあ! ノーベル賞だ! おい魔王裸になれ



魔王

トップギアで調子に乗ってきた!!



ノーベル賞選考委員

引っかかったな! オラぁ!



ーー選考委員は勇者の頭にナイフを突き刺した!



勇者

魔王! 危ない!



魔王

手遅れ!! 貴様の頭が!!



勇者

ふう、けがはないか?



魔王

鏡を見ろ馬鹿垂れ!



勇者

おいよくもやってくれたなそこのタワーマンション



魔王

いやタワーマンションでは無いだろ!



勇者

これでも喰らえ! 勇者フルチンポンチ!



魔王

勇者フルチ●ポンチ!?



ノーベル賞選考委員

うわあああああ!



ーーノーベル賞制作委員は塵になってと吹っ飛んだ!



魔王

威力強っ!!



ノーベル鯛の刺身賞

ノーベル賞選考委員がやられたか



魔王

また何か出てきた!



ノーベル鉄の匂い好き賞

だが奴は我々四天王の中で最強



魔王

じゃあ終わりだよお前ら!



ーーこうしてフルチンポンチは世界を駆け巡るのであった



おわり


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