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三桝隆一 詩集  作者: 三桝 隆一
6/12

06

「臨海と記録の青春」


泥にまみれた群青のフィルム

グッと ミゾオチに刺さったナイフ


垂れ落ちシトシトと泥とフィルムに

群青の青春が瓦解した2人の


結末に


いつのまにか通り過ぎていた

置き去りの感情は刺さったナイフの

あとの 空虚で虚ろな空間の中に


音を立てる血液だけが 焼き出し液のごとき

そんな 青春を捉えているかのように


けたたましさを超えた叫び

腹の底は 泥の先のmagma からの怒り


為すすべはない


鳥が羽ばたく


路上と空き地の空間に亀裂が入る


青春と瓦解


それは 未来に対する問いかけを

超えた 在るフィルムの中に


思想と意味の臨界点の結晶に

肉体を超えたときの思考の悲痛な叫びに

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