表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
584/820

ホワイトクリスマス⑤

「ごめんなさい!」


 私は椅子から立ち上がって、二人の前で頭を下げた。

 迷ってなんか、いいえ戸惑っている場合じゃない。

 もう正直に全て話すしかない!


「実は私、足立先輩から、里沙ちゃんたちとスキーに行くことを約束してしまって……も、もちろん江角君と一緒でいいって言われたから行くって返事したのだけれど、相談もせずに勝手に決めて……ホント、ごめんなさい!」


 頭を下げた私を見ているのか、いないのか。

 伊藤君は、何もなかったように「そうそう、結婚の前祝も兼ねて里沙と鮎沢も行くって」


“それって――”


 そう、伊藤君も足立先輩に誘われていたのだ。

 そして、江角君を誘いに来た。

 でも、なんでわざわざ私たちの学校まで来てまで、直接本人に伝えたのだろう?

 メールか電話で良いはず。

 伊藤君の性格を考えると、屹度そっちの方で済ませてしまうタイプだと思った。

 誘われた江角君が、直ぐに私に行くかどうか聞いてくれると思っていた。

 でも何故か、江角君は少し困った顔をして、先ず立っていた私をベンチに座るように言ってから「実は……」と話し始めた。

 江角君が言ったのは、この前コバから電話が合ってクリスマスに独身最後の茂山さんとスキーに行くはずだったのだけど、用事が出来たので行けなくなってしまったから、代わりに行ってくれないか?と、いうもの。

 もともと、クリスマスに私と一緒にスキーに行きたいと思っていたので、引き受けようかとおもっていたけれど、先ずは私に相談してから決めようと返事を待ってもらっているのだと。


「それ、俺の案件と同じだぜ」


 と、不敵に伊藤君が笑う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろうSNSシェアツール
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ