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新しい生活③

 今日は大学の帰りに横浜駅で里沙ちゃんと、京子ちゃんの三人で待ち合わせ。

 なので、空いていた電車で江角君の肩にもたれて幸せな気分に浸る“お楽しみ”は、おあずけなのだ。

 東口のルミネで待ち合わせてから、とちのき通り沿いにある車屋さんの展示場を兼ねたカフェへ。

 目的はバイト探し。

 大学に入ったし、折角横浜の街も通るのだからバイト頑張ってお金を貯めないと。

 まだ数日しか行っていないけれど、高校生の頃のようにお財布を忘れても全然気にならないと言うことはなさそう。

 だって、お昼ごはんも“お弁当”ではなくて“学食”だし。

 音楽を続けるのであればメンテナンス費用も結構掛かる。

 いつまで経っても、この部分で親のすねをかじっては居られない。

 毎日県庁所在地のある駅まで行って、乗り換えだけでは詰まんないし大学の友達と遊ぶことだってあるだろう。

 ひょっとすると、いつか江角君がデートに誘ってくれるかも(笑)

 それに、先輩達を見ているとお化粧も始める年頃(ちょっと遅いかも)

 とにかく高校を出ると色々お金が掛かりそうなのは充分予想できるので、その対策としてのバイト探し。


「時給が高いところがいいなぁ~」と、京子ちゃんが言うと


「雰囲気とか人間関係のほうが大切よ」と、里沙ちゃんが返す。


 さすがに一年後にはお嫁さんになるだけあって、確りしていると感心する。


「あれ、里沙は茂山さんのお店手伝うんじゃないの?」と、私。


「それじゃあ、家庭内でお金が回るだけで利益にならないでしょ」と、直ぐに返された。


 それから三人で色々話しながらフリーペーパーでバイト先を探した。

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