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分かち合う喜び⑦

 翌日、会場に着くと直ぐS女の古矢京子が来てくれた。

 そしてロンとマリー。

 二匹を連れて来てくれた足立先輩たち一行。

 忙しい合間に練習を手伝ってくれた山下先輩たちOB。

 甲本君と伊藤君、それに美緒と福田さんも。

 南先輩に、なんと鶴岡部長まで。


「部長。どうしたんですか?」


「可愛い鮎沢の晴れ舞台を見に来た」


 名前の前に“可愛い”なんて付けられると、なんだかくすぐったい。

 以前はそんなこと言わなかったのに、さすが二十歳にもなると言葉にも大人の雰囲気が漂う。


「えーっ、千春オンリーなんですか?」


 里沙ちゃんが余計なことを言うと、鶴岡部長は


「まあ、フラれた男がノコノコと未練がましいけれど、お前たちやお前たちが育てた一・二年生もこの舞台で応援したかったから」


 と、こんな所でそんなことまで言うなんて最低!

 おかげで私の顔は真っ赤になるし、まともに江角君の顔も見られない。

 だけど、この鶴岡部長の余計な一言でピンと張り過ぎていた皆の緊張の糸が急に解れた。

 以前なら、こういう冗談は一切言わない人だったのに、人の成長はやはり二十歳になると変わるのだろうか。


 そして最後に、思いもよらない人たちの訪問を受ける。

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