表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さようならロン。また会う日まで。  作者: 湖灯
*****中学校編(ロンとオーボエのはじまり)*****

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/846

千春の初恋③

 午前中最後の競技は騎馬戦!

 私は上のポジションなので見晴らしがいい。


 やっぱり、あの声は花火の夜に合った兄の彼女さんだ。

 しかも今日は当たり前だけど浴衣じゃなくてTシャツにロンの大好きなハーフパンツ。


 ロンはその大好きな生足の間から顔を出して彼女さんを見上げていた。


「この浮気者!」


 叱りつけてやりたいところだけど既に競技は始まっていて、私は怒りの矛先を相手の帽子に向ける。


 1つ、2つ、3つ。

 怒りパワー絶大なり!


 騎馬の向きを変えたとき、ちょうどロンと彼女さんの目の前を通った。


 相変わらずロンは彼女さんを見上げていて、彼女さんが私のほうを指さしてロンに顔を向けたときロンの長い舌が彼女さんの唇を捕らえていた。


 「キャッ」と微かに彼女さんの嬉しいのか嫌なのか、どっちともつかない悲鳴が聞こえた気がした。


 嫌なら嫌だときちんと断れ!

 ボケ兄貴、監督不行き届きで彼女さんロンに取られちゃうぞ!


 二人を気にしている間に、急に頭が涼しくなった。


「あっ!しまった!!」


 見上げると私の帽子を掴み上げた手が、青い空に高々と伸びていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろうSNSシェアツール
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ