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さようならロン。また会う日まで。  作者: 湖灯
*****中学校編(ロンとオーボエのはじまり)*****

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桜の季節に向けて③

 ロンは本当に美人が大好き。

 里沙ちゃんと勉強をしている合間にドッグランのコーナーを見ていると楽しそうに麻子さんと遊んでいる。


 麻子さんも時折こっちを向くので何度か顔があって会釈をした。



 茂山さんのお店を出た帰り道で里沙ちゃんに麻子さんのことを話していたら、里沙ちゃんは少し不機嫌になって言った。


「先生の奥さんって、なんか監視しているみたいで好きになれない」と。


 まあ、麻子さんは部活の顧問である持田先生の奥さんだから、私には馴染みやすいけれど里沙ちゃんにとっては赤の他人に等しいので、その人に見られるっていうのはそんな感覚もあるのだろうと思った。


 兄が帰って来て、今年のクリスマスも美樹さんとビデオ中継することを教えてくれ、二人の絆がまだつながっていることに私はとても喜んだ。


 そのクリスマスも終わり、すぐにお正月が来て、友達と初詣に行って合格祈願をして帰った。


 家族とは地元の小さい神社にロンを連れて初詣に行った。


 冬休みが終わるとすぐに私立の申し込みがあって、そしてすぐに受験。


 受験会場に里沙ちゃんといっしょに行くと、江角君も受けに来ていた。


「江角君なんて、受験を受けに来ただけで結果なんて気にならないんだろうな」と里沙ちゃんが言うので「どうして?」って聞くと「私にはかなり難関校なんだけど、江角君には滑り止めなんじゃない?」と言い返され、私もきっとそうなのだろうと思った。


 合格発表はドキドキしながら見たけど、無事合格!里沙ちゃんも同じ高校を受けていっしょに合格した。


 肩の荷が下りて、あとは卒業式を待つばかりだ。

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