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第4話

ゲームのイベントに苦しんでせっせとゲームをしながら時間を作って書いてます。

ゲームで祈って祈って祈ってます。

今回はちょっと短いですが楽しんでください。

 午前中の授業をなんとか乗り越え昼飯の時間にたどり着く。

 俺の後ろの席の奴がご飯をどうしようと相談してきたので、食堂で食べることになった。

「昨日旅行部に行ったんだよね? どうだった?」

 さっそくこいつは俺が嫌だなと思ってるところを探ってくる。

 今日は旅行部に行かずにさっさと帰ろうかと思っていたところだったのだ。仮入部2日目にしてだけど、個性的すぎる先輩たちに何をやっているかよくわからない旅行部、さらにはまだ部としても同好会としても認められてないというおまけつき。

 一番のポイントは何をやっているかよくわからないという点に尽きる。旅行のりの時もなかったからだ。

 部活の名前ホイホイに俺は完全に釣られたというわけだ。

「んーなんか思ってたのと違うかも。お前そんなに気になるなら旅行部入っちゃえよ」

「僕は野球部に入ろうかと葛藤してるところだから」

「硬式は嫌なんだろ?」

 俺もコイツにちょっと意地悪な質問をしてみた。

「なんでそういう意地悪を言うのかな。だから迷ってるんだよ」

 こんなバカ真面目に返答されればコイツはいつも故意に意地悪してるつもりがないんだろうなと感じてしまう。

 俺と俺の後ろの奴で雑談しながら食堂に向かっていると、俺の目の前に最近よく見る美少女が立っていた。美祢だ。

「城野君! 今からお昼? それだったらこれから部室行かない?」

「いや、俺はこれからコイツと昼飯に……」

「誰と?」

 美祢がポカーンとした顔で言ってくる。いや、お前俺の隣に居る奴が見えないのか?

 見えないよな? なんで居なくなってるんだよ。あいつ美祢のこと苦手なのか?

「もー暇だったんなら行こうよー」

 なんで美祢は慣れなれしく腕を組んで体を揺らしてくるんだ。まだ昨日言っていた設定ってのが続いているのか?

 みんながジロジロとみてきて恥ずかしいのだが……というかそうじゃなくて俺はあまり乗り気じゃないのだ。美祢に惑わされて忘れるところだった。

「なんだー? あんまり乗り気じゃないね。どしたの?」

 俺の顔色をうかがいながら訪ねてくる。本当にわからないという疑問の眼差し。

 それぞれ旅行部にイメージしてることはいろいろあるだろうがあれはちょっと……ってなる人がほとんどだと思う。

 旅行部の内容が斜め上を行きすぎだ。昨日のような感じが全てではないと信じたいのだが、四辻先輩が言ってたこともいろいろと気になってるし。

「旅行部って何やってるんだろうなって考えちゃうんだよ」

「なんだ、そんなことか。だから今から行こうって言ってるじゃん。頭の中で考えても現実は現実だからね。考えすぎもよくないと思うよ。それに遠賀先輩にお昼おいでって誘われてるから行こうよ」

 美祢はちょっと考えてから喋ろうなと言おうと思ったが、確かに美祢の言うことも一理ある。

 美祢の言ってることを現実に実行するのは難しいことだと思うのだが、それを何事も無いように、当たり前に実行する美祢の行動力には頭が下がる。

 結局美祢と喋りながら部室に到着した。腕は組んだままだ。これだと1年にラブラブカップルが居るといううわさが流れるのもそう遠くはないな。

「おー来ましたわね。バカップル。さてさて、お昼ご飯にしましょうか?」

 ひどい出迎えだと思ったがあまり間違ってないので怒るに怒れないし、一応俺たちを待っててくれたみたいだ。

「おねーちゃーん」

 部室に入るなり美祢が遠賀先輩に飛びついていく。そういえばそういう設定だったよな。

 さっき俺と二人の時に遠賀先輩って言ってたのは本人以外の前ではおねーちゃんと呼ばないということか。美祢、お前すげーよ。

 俺は思ったんだが、美祢が一番楽しんでるんじゃないのか? 

 楽しんだもん勝ちとはよく言ったものだがまさに美祢はその通りに楽しんでる。

 遠賀先輩も嬉しそうに美祢に抱き着いてこの状況を楽しんでいる。なんだこれ、俺旅行部の部室に居るんだよな。

「俺、もうハラ減ったからはやく飯にしようぜ」

 日田先輩が食事を促してくれた。俺も腹が減ったところだと昼ごはんに頭がシフトした時に思い出した。

「あっ! 俺昼飯買ってないや」

 思わず口から出てた。

 そういえば食堂に行く途中に美祢に拉致られて部室に来てるんだった。

「なんだ城野、お前飯持ってきてないのか。しょうがねぇな」

 日田先輩がそういいつつ部室の戸棚の中をゴソゴソとあさっている。

「じゃあわたくしも準備しますわ」

 遠賀先輩がそういうと皆準備をし始めた。しかし様子がおかしい。美祢も先輩が何やっているのかが気になるようでいろいろのぞき込んだりしていた。

「あったあった。城野! お前今日これでいいか? これしかないからこれで勘弁してくれ」

 そう言って日田先輩は戸棚の中から超特盛もやしラーメンと書かれたカップラーメンを取り出した。

 遠賀先輩を見ると、俺が昨日ロッカーだと思ってたものは、実は冷蔵庫だったようだ。なんで高校の部室に冷蔵庫があるんだよ。

 その俺がロッカーだと思ってた冷蔵庫から遠賀先輩が当たり前のように麦茶を取り出し人数分のコップに麦茶を注いでいく。

 旅行部ってなんだ? なんで部室の中からカップラーメンが出てきたり冷蔵庫があって普通に飲み物が入ってるんだ?

「沸いたよ」 

 小森江先輩が言うのは、ポットのお湯が再沸騰が完了したことのようだ。

 自由すぎるだろ旅行部。

 そしてもうひとつ気になっていることが。テーブルの上に豪華に並んだ一人分の定食。弁当でもないし、パンでもなく食器の上に美味しそうに乗っている暖かい(・・・)おかずとご飯。

「はやく食べようぜ! 飯がさめちまうし、昼休み終わっちまうぞ。昼寝する時間がなくなっちまう」

 日田先輩のご飯が気になって気になって仕方がない。

「なんだ? 城野。お前もB定食が良かったのか?」

「あっいえ、そうじゃなくて……B定食?」

 俺そんなに物欲しそうに見てたのかな。普通に見てたつもりだけど、ご飯を普通に見てたらそういうふうに見えるか。それよりもB定食って何?

「おねーちゃん! ゆかり先輩は? 今日は居ないの?」

「ゆかちゃんはいつもお昼は生徒会の方に行ってますのよ」

 もう美祢は完全に旅行部に溶け込んでいる。いや、最初からか。そんなことよりも俺は日田先輩の定食が気になるんだよ!

「城野君。3分たったよ。あっこれ5分のやつだった」

「もう俺食うよ。いっただっきまーす」

 小森江先輩はマイペースすぎだし、日田先輩はもうご飯食べ始めちゃうし、俺誰とコミュニケーション取ればいいんだ。四辻先輩はコミュニケーション取れないからこっちに居ないとかそんなことないよね? 今度こっそり確認してみよう。

「アッキー先に食べるのはダメですわ。ちゃんとみんなでいただきますしましょう」

「だって俺、食堂に食器返しに行かないといけないじゃないか。昼休みなくなっちゃうよ」

 食堂に食器を返しに行くってどういうこと? まさか食堂のご飯をここに持ってきてるってこと? そんなのアリなの?

「あっスープの粉入れてなかった」

「小森江先輩、ありがとうございます。カップラーメン自分でできますから」

 そう言われて寂しそうな顔をする小森江先輩。そんな顔しないでくださいよ。なんか悪いことしたみたいじゃないですか俺。

「城野君硬いですわね。もっと自分の家くらいくつろいでいいんですわよ」

 曖昧に聞こえるような返事しかできなかった俺に、暖かい簡易スープを渡してくれる遠賀先輩。昼飯がどんどん豪華になっていく。

 これ、普通にちょっとした弁当とかパンだけでも、暖かいスープは出るし、冷たい飲み物は出るし……更には弁当を買い忘れてた俺にはカップ麺まで出てきた。旅行部って一体なんなんだ? ありがたいけど。

 先に食べ始めてた日田先輩がごちそうさまをして、食堂に食器を返しに行った。本当に食堂から定食持ってきてたんだ。怒られないのだろうか? 俺が疑問を浮かべながらカップ麺をすすっていると、遠賀先輩が食事を急かす。

「アッキーは帰ってくるとお昼寝するんですわ。だからすこし急いで食事を終わらせましょう。ここにお布団敷いちゃうからちょっと狭くなるんですわ」

 またおかしなことが聞こえた。俺はもう何も考えないぞ。

「私も寝るー」

「小森江先輩はどうしてるんですか?」

 突っ込まない。なんで布団を敷くとか突っ込まない。だから俺は小森江先輩に質問をする。日田先輩とは全然関係のない質問を。

「俺はいつもここで本を読んでるよ。桃ちゃんもここでゆっくりしてるよ。いつも3人でゆっくりしてたけど賑やかになっていいなって思ってたんだ。きっとアッキーも戻ってきてすぐ寝ないと思うからゆっくり食べていいと思うよ。急いで食べると喉に詰まっちゃうからね」

「おじいちゃんじゃないから! 詰まらないから」

 布団のことではなかったが結局突っ込んでしまった。俺は旅行部に染まりつつあるのだろうか……

暑くて溶けそうです。

職場のクーラーの危機が悪くて不快指数やばいです。

でも風が苦手なので扇風機はしません。

氷にあたってお腹が痛いです。

散々な毎日です

きっと氷…凍らせたポテトチップスかな。。。

ではまた次話で。。。

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