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第17話 牛っぽい何か

牛っぽい何かが、犬塚に向かって腕が振り落とされ 左へと犬塚は、避ける


その隙に左足を斬ろうとしたが、外皮が、岩のように硬く斬れず弾かれた。


すぐに後ろへ下がる

 だが、牛っぽい何かは距離を詰めてくる


股下を一気に走り抜け距離を取った

 走り抜ける際に、さっきよりも強い力で、刀を握り

足を斬りつける。 少し斬れたようだ。


牛っぽい何かが、振り向くと同時に右手を握りしめ

腕を大きく振った。


犬塚は、すぐ気づき刀で防御しようとする。

 だが判断を見誤った 防御したが、力が強く 

軽く吹っ飛ばされた 


近くのブロック塀に、激突する。


頭と背骨が痛いが、骨を軋ませながら立ち上がった

 ふと頭を、手で触る 何か生暖かい物に触れ手を見ると血だった。


どうやら 頭が、少し割れたらしい

 だが、そんなの気にしてられないすぐに、構える


誰かの声が、聞こえてきた。


戦闘に夢中で、先遣隊の事を忘れていた。

 声の主は、浅原のようだ。


浅原 ちょっと何やってるんですか!

 展開装置も持たずに戦闘なんかしちゃって

  それに、頭から血出てるよ?


犬塚 分かってる 戦闘の邪魔


浅原 邪魔って言われても こっちも本部へ情報持って帰らないと怒られる!


犬塚 勝手に観察して、帰れ 助けは、呼ぶなよ


浅原は、呆れた顔をしながら 分かりましたよ と言ってどこかへ消える。

 

そうしてまた牛っぽい何かと戦闘を再開する


牛っぽい何かが、また左腕を振り下ろしてきた

 後ろへ下がりすぐさま前に出て左手首を、斬り落とす為に、先程よりも更に力を込め速く振った。


少し刀身が、骨に当たる 骨も同様に岩みたいに硬い

 だが、刀で断ち切る 


手首が、斬り落とされ血しぶきが上がった

 牛っぽい何かは、鳴き声を上げ手首を押さえる


手首は、醜き者のように生えては来ない


顔を見ると激昂しているようだった。

 手当たり次第に、右腕を振り回し両足をジタバタさせている


なかなか近づけない 顔から血が流れてくるが、腕で拭う


隙を伺いながら動く

 しばらく見ていると、少し隙がある事に気づいた


左を庇うようにしている為 右が、たまにガラ空きになったりする


そこを狙い一気に距離を詰め右足を斬り落とす。

 手首より何倍も硬いが、気合いと根性で斬った。


後ろを振り返ると、牛っぽい何かが、バランスを崩し倒れている。


背中に乗り頭を斬り落とす。


光の粒子となり消えていったのだった。


すると足音が聞こえてくる


浅原が、助けを呼んだのか?民間人か? と思いつつ隠れようとするが、気絶した。


無茶をやりすぎたようだ。と薄れゆく意識の中で、そう思う 犬塚であった


目が覚め周りを見渡すと、医療室のような場所に連れてこられていた。


犬塚は、起き上がり動こうとする。


誰かに動きを止められ起き上がれなかった。

 犬塚の動きを止めたのは、石崎さんだった


石崎 動いちゃ駄目よ 犬塚ちゃん


それでも無理矢理動こうとする


石崎 駄目よ! 


犬塚 分かった 今は、何日?


石崎 倒れてからなら丸1日ね 充ちゃんが、運んでくれたのよ

 それに、さっきまで金ヶ崎ちゃんが、ずっと犬塚ちゃんに付き添っていたから自室で、寝なさいって言ったわ でも離れたくないみたいで、そこのソファで寝てるわ

   

ソファの方を見る 確かに金ヶ崎が、寝ていた


石崎 二日間は、ここで安静にしなさい!

 怪我は、頭の骨と背中の打撲ね

  携帯は、横の机に置いてるわ 刀もよ


その時頭に、包帯が巻かれている事に気づく


起きてから数時間経ち16時近くになった時金ヶ崎が起きた。


すぐに僕の前へ来た


金ヶ崎 ‥‥‥起きたの? 心配したんだよ?


犬塚 大丈夫だよ 安心して


金ヶ崎 いつも大丈夫って言うけど嘘だよね


犬塚 嘘じゃないよ


金ヶ崎 絶対嘘‥‥‥


心配させないようにしながら会話をする

 携帯の時計を見ると夜ご飯の時間だった


石崎さんが、食事を持ってくる

 患者様のメニューだった


まだ金ヶ崎が、いるので もう大丈夫だから 夜ご飯食べて来て という


金ヶ崎 嫌 私もここで食べる


そうして 金ヶ崎もここで食べる事になったのだった


医療室で、目が覚めた日から、金ヶ崎は、目を離したく無いのか2日間いた。


犬塚は、なぜそんなに気にするのか聞いてみた


金ヶ崎 目を離したらふと消えちゃいそうで怖い‥‥‥

 それと妹みたいに思ってる‥‥‥


犬塚 妹!?


金ヶ崎 うん‥‥‥ だって女の子みたいだし‥‥‥

 私が、守らなきゃって気になっちゃう


別に、女の子ぽく振る舞ってないけど と思ったが言わないでおく事にした


そうして医療室を出てしばらくは、頭の包帯が取れるまで安静にする

 でなければ、金ヶ崎が心配するからだ。


奴らを探しに行けないのは残念だと犬塚は、思ったのだった。

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