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第百五話:響け、鎮魂の詩! 聖域の守護者たちが織りなす極限の防衛戦!

絶望の闇を切り裂く、希望の旋律。

リリアとエーリエが紡ぐ「ハーモニー・ブレイク」が、聖域に集いしすべての守護者たちの魂を一つに共鳴させる!

強化されたハルのブレス、アイギスの圧倒的な制圧力、そしてマーリドが顕現させる神聖なる水の奔流。

魔将ゼノスの傲慢な笑みを、誇り高き絆の力で打ち砕け!

運命の第百五話、聖域防衛戦はついにクライマックスへ!

「リリア、エーリエ! 今だ、全力でいけ!」

俺の指示と同時に、二人の歌姫が聖域の中央で手を取り合った。エルフの誇り高き精妙な歌声と、エーリエのエンジェル族特有の神聖なる高音が重なり合い、空間そのものを震わせる。それは単なる物理的な音波ではない。戦う者たちの魂を一つに繋ぎ、限界の壁をやすやすと越えさせる共鳴の調べ。

「合体旋律……ハーモニー・ブレイク!!!」

二人の口から溢れ出した美しい旋律は、黄金の粒子となって戦場を駆け巡った。その光を浴びた瞬間、仲間の身体能力が爆発的に向上する。

「ガオオオォォォォォォォォォッ!!!!!」

ハルの身体が、虹色のオーラでさらに大きく膨れ上がる。彼女が放ったブレスは、もはやただの熱線ではない。極彩色の光の奔流となり、押し寄せる魔王軍の機械兵の陣形を根こそぎ消滅させた。逃げ惑う機械兵たちを、容赦のない光が飲み込み、塵一つ残さず蒸発させていく。

「……敵を容赦なく排除。演算、最適化完了。全力出力!」

アイギスがその巨大な質量兵器へと変形させた重機アームを叩きつけると、衝撃波だけで周囲十メートルの魔兵が粉砕された。「ドガァァァァッ!!!!!」という地響きが聖域の土台を揺らす。アイギスは鋼鉄の弾丸となって敵陣へと突き進み、難攻不落と思われた敵の防衛線を紙細工のように引き裂いた。

レオやミケをはじめとした聖域の動物たち全員も、まるで神速の戦士と化した。レオは疾風の如き速度で機械兵の膝を折り、ミケは高所から舞い降りて重要な回路を正確に切り裂く。かつては俺の膝の上で眠っていた彼らが、今や誇り高き聖域の守護者として、かつてない連携による蹂躙劇を繰り広げている。

マーリドの水晶の巨体が、さらに神々しく輝きを増した。

『さぁ……我が力にひれ伏すが良い! 魔王軍幹部を自称する愚か者よ!!』

マーリドが掌を向けると、そこから溢れ出したのは広大な海をも飲み込むような純粋な水の奔流――『神聖叡智の海』。侵攻してきた機械兵たちは、その神聖な水の力に触れた瞬間、腐食するように黒い煙を上げて次々と崩壊していった。魔将の支配力そのものが、マーリドの浄化の奔流によって根本から書き換えられていく。

「な……馬鹿な! 我の完璧な機械兵が、ただの歌と獣ごときに……!」

既に自分から仮面を剥ぎ取ったゼノス・カルナの異形の貌が、激しい憤怒に歪む。

「今こそ……私の戦いに終止符を打つわ!!」

シルヴィアの手元で、伝説の魔剣『終末の黄昏・ラグナロク』が、銀河の果てのような冷たくも美しい光を放つ。彼女の瞳には、999年分の怨嗟ではなく、仲間たちと過ごした日々に芽生えた「感謝」と、未来を掴み取るという「希望」だけが宿っていた。

「無駄な足掻きよ!! 貴様ら如き、まとめて消し飛ばしてくれる!!」

ゼノスは逆上し、全身から暗黒の魔力を爆発させる。それは先ほど放った雷撃の数十倍のエネルギーだった。聖域の空が真っ二つに裂け、逃げ場のない破滅のオーラが、すべてを押し潰そうと渦巻く。

「全員、耐えろ! ここが正念場だ!!」

俺は全身全霊を込めて【全バフ】を維持する。マーリドの盾が悲鳴を上げ、アイギスの防壁が火花を散らす。

だが、俺たちの絆は決して折れない。ハルの咆哮が、リリアの旋律が、動物たちの闘志が、一つの巨大な「光の矢」となって、ゼノスの闇を貫かんとする。

聖域の戦いは、歴史を塗り替える最終局面へ。

シルヴィアの剣が、ゼノスの心臓を捉えようと弧を描く。光と闇が激突し、その閃光が聖域を白く染め上げた。

第百五話、いかがでしたでしょうか。

守護者たちの絆が魔将の闇を圧倒する中、ついに決着の瞬間が迫ります。

ゼノスの凶刃に対し、シルヴィアの剣は999年の因縁を断ち切ることができるのか!? 衝撃の結末を見逃すな!

次回:

「終末を切り裂く光! 決着、魔将ゼノス・カルナ!!」

お楽しみに!

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