60/75
第60話
「この数年見つかった魔物類についてはこのあたりよね……」
トールムはポップアップしている地図に印をつけていく。
それは王都を中心とした国土全図であり、印の場所はトールムによって視覚化されていく。
また、色分けもしていて、どのランクの魔物が現れたかがはっきりとわかるようになっていた。
「まさかな、あきらかに人為的な何かを感じるぜ」
その印を確認して王都からほぼ同心円状に並んでいるのがわかる。
さすがに地形や町や村などの位置によって正確なものではなくなっているが、王都から近いところは低級の魔物が、離れていくにつれて魔物からモンスターへと変化していく。
「こうなるとさすがに何か感じちゃうわよね」
イシーラがつぶやいた。
ちょうどその時、俺の指輪が紫色に光りだした。




