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討伐命令  作者: 尚文産商堂


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57/75

第57話

 いつもの店にたどり着いた時には、図書館から出て20分以上は経っていた。

「終わったの?」

「やっとな」

 いつもの、と頼みつつ、いつもの場所へと座る。あいよ、とあっというまにクラートゥスがコップ1杯やってくる。

「それでどうだった」

 トールムがぐいぐいと俺へと話しかけていく。いつもよりも何かしらの圧がかかっているようにも見える。

「今はわかっていることといえば、誰かがわざと魔法で姿を変えさせたということぐらいか」

「姿変える魔法はいくらかあるけど、あれぐらい頑丈にするってことはかなりの行為魔法だよ。少なくとも私は知らないね」

 クラートゥスを飲みながら、トールムがトーンを下げつつ教えてくれた。

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