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討伐命令  作者: 尚文産商堂


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52/75

第52話

読み進めていくと、いくつか面白いことが分かった。

まず、最初にあの話が出てきたのは、かなり昔からだということだ。

一番初めのものは今から500年も昔のころの民話として、当時は、魔物という言い回しではなく、大きな熊のような、要は人では対応できないような巨大な獣とされていた。

だが、獣は人が化けたものであった。

その獣が飼っていた一匹のペットが、いまでいうところのミラーディだ。

獣が倒された後、ペットが獣にキスをして、実はその獣が人が化けていたものだったというものだ。

「あの……」

いくつかの民話を読んでみても、似たような話ばかりが出てくるところに、司書が少し古くなった本を差し出してきた。

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