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討伐命令  作者: 尚文産商堂


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30/75

第30話

作戦はいつも通りのものだ。

遠距離な弓のイシーラと魔術師のトールムは後ろや上から。

近距離で拳士のグリーモルと剣士の俺は敵に近づいて攻撃を加える。

「準備は」

トールムを介して、別行動になっているイシーラと俺は話をする。

「いつでも」

「じゃあ、行こう」

俺らがダッシュし始めるのと同時に、頭上の森からタン、タンと飛び移るときの音が聞こえる。

これらも、いつもとは変わらないものばかりだ。

「……ついてきてるな」

「そうね」

ただ一つ、予想外だったのはミラーディがついてきたことだけだ。

「ミラーディ自身に何かを攻撃するという自発的な行動はないわ。ただ、主人が殺されそうになったり、なにかあったりするとそれをかばおうとするけど」

「あの魔物を攻撃でもするつもりなのかと思ったが」

グリーモルがつぶやいたが、どうやらそれは違うらしかった。

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